SSD+HDDのハイブリッド環境
SSDを搭載したパソコンは、是非HDDを追加搭載してSSD+HDDのハイブリッド環境を構築する事をお勧めします。
SSDは書き込み回数に限界があり、なお且つ、書き込み速度が遅いという欠点があります。
そこで、書き換え頻度の高いキャッシュファイルや、マイドキュメント等の個人用データフォルダの保存先をHDDにする事で、SSDの弱点を補う効果が期待できるわけです。
しかも、SSD単体でシステムを起動すると、データ読み込みと、キャッシュへの書き込みがSSDに集中するので、データアクセスが低下してしまいます。
HDDにアクセスの一部を逃がす事で、この様なアクセス速度の低下を防ぐことも可能となります。
逆に、内蔵型のHDDを搭載する必要があるので、ノートパソコンや省スペース型のパソコンでは構造上無理な場合があり、HDD1台分のコストもかかってしまう点がデメリットになります。
ただ、HDDも数テラバイトの大容量モデルが1万円程度で販売されているので上記の様なデメリットを危惧する必要はないでしょう。
データを分散すべきファイルの一覧
SSDにはWindows等のシステムをインストールするとして、内蔵HDDには基本的に一時キャッシュを保存するフォルダを作成し、そのフォルダの中に各キャッシュを保存するように設定変更をします。
HDDに分散した方がよいファイル
これは一例ですが、その他、キャッシュを作成するアプリケーションがある場合はHDDに保存するように設定した方が良いでしょう。
ただし、画像や動画などのサムネイル等の一時ファイルは、一度作成してしまえば基本的に読み込むだけなので、この様な読み込んで使うキャッシュは、SSDに保存してしまった方が読み込み速度の速いSSDの特徴をうまく利用する事が出来ます。
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