ハードディスクのアクセスキャッシュを有効にする
Windows(7)対応
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Windows7には、HDDのアクセスを軽減する為の拡張キャッシュ機能が存在します。
Windows7世代のPCは、比較的スペックの高いPCがそろっていますが、いくらCPUが高速でもHDDの書き込み速度はほとんど変わっていません。
HDDへのアクセス量が増えると、Windowsそのものの動作が遅くなってしまうのです。
そこで、ハードディスクのアクセスをキャッシュに一時保管する、拡張キャッシュ機能を有効にする事で、Windowsのパフォーマンスを向上させることが出来ます。
ただし、この機能を有効にした場合、ハードディスクへの書き込み速度が向上する半面、停電や予期せぬ事態によりシャットダウンしてしまうと、通常設定よりも多くのデータにダメージが加わります。
これは、「PC処理→HDD書き込み」と言う通常の設定とは違い、「PC処理→キャッシュに保存→HDD書き込み」とう処理を行う為、キャッシュ化されたデータは電力喪失により消えてしまうからです。
以上の理由から、この設定を行う為にはバックアップ電源(UPSなど)を設置した環境や、ノートパソコンの様にバッテリー駆動するPCなど万一の時に、正常にシャットダウン出来る環境が必要です。
最近は比較的安価なバックアップ電源が発売されています。
1万5,6千円からのモデルでもパソコン用途としては十分な性能のUPSが購入できるので、一台持っていてもよいでしょう。
(家庭向けのUPSは停電した時に3分程度電力を供給する能力があります。)
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デバイスの書き込みキャッシュバッファーのフラッシュをオフにする
Windows7
- 「スタート」→「コントロールパネル」→「デバイスマネージャ」をクリック
- 「デバイスマネージャ」の「ディスク ドライブ」をクリックし、内蔵HDDをダブルクリックします。
- デバイスのプロパティーが表示されるので、「デバイスでWindowsによる書き込みキャッシュバッファーのフラッシュをオフにする」と言う項目にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
以上で設定変更は終了です。
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