初心者の為の自作パソコン・自作PCの作り方 & パソコンパーツ購入ガイド


マザーボードを買ってみよう!
CPUを選んだら、マザーボードを選択します。
CPUと同じようにトップページの「商品カテゴリー」からマザーボードをえらびます。
カテゴリーには「マザーボード/ATX」、「マザーボード/M-ATX」、「マザーボード/Mini-ATX」の3種類あり、それぞれマザーボードのフォームファクター(マザーボードのサイズ)から選択することになります。当然マザーボードの大きさによってパソコンケースに制限が出来ますから、小型パソコンを作りたい人は小さいマザーボードを、拡張性を重視する人は大きなマザーボードを選択する必要があります。
フォームファクターについてはマザーボードの基礎知識で解説しています。
ここでは、一般的なタワー型パソコンで使用されているATXを選択する事にします。↓
CPUソケットの規格ごとに製品が分類されています。
まず、CPUの規格に合うソケットを選びます。例えばintelの「Core i7」の場合ソケットは「LGA1366」なので「LGA1366
」を選択します。
このような画面が表示されます。
製品スペックの見方
個々の製品の説明画面は、マザーボードの対応ソケットや、価格在庫の有無など購入に必要な情報を見ることが出来ます。(クリックすると拡大します)
「対応ソケット」
対応するCPUソケットを示しています。CPUに合わせてソケット形状を選びましょう。
「チップセット」
CPUを正しく動作させるためには、同じ規格のCPUソケットであっても、チップセットが対応していないと動きません。チップセットの確認方法は後ほど説明します。CPUとメモリの制御に使用されるノースプリッジ(Core i7ではメモリの制御をCPUが担当する為ノースブリッジは存在しません。代わりにQPI接続チップセット、画面ではIntel X58があります)と、I/Oの制御に使用されるサウスブリッジ(画面ではIntel ICH10R)が示されています。
「FSB」
上の画像にはありませんが、重要なので書いておきます。FSBクロックについてはこちらで説明しています。
FSBクロックはマザーボードとメモリの通信速度に重要な影響します。パフォーマンスを向上させるために、マザーボードの最大FSB周波数対応のメモリを選びましょう。
Core i7のQPIはメモリコントローラがCPUに統合されているので、マザーボートとメモリを繋ぐFSB周波数というものはありません。
「メモリ」
メモリを搭載することの出来る、最大の容量を示しています(画面では4枚搭載可能)。また、対応するメモリの種類とデュアルチャンネル/トリプルチャンネルで動作可能等の情報も記載されています。
「VGA」
ビデオ機能の有無を示しています。ビデオカードを購入する予定の無い方は必ず確認すべきポイントです。
「LAN」
LAN接続端子の数を示しています。
「オーディオ」
サウンド機能の有無や性能を示します。
「拡張スロット」
PCI Express×16等の空きスロットの数を表しています。ビデオボードを搭載予定の方は必ずチェックすべきポイントです。
「Serial ATA」
内臓HDD等の接続をする為の規格
「External Serial ATA」
eSATAのこと、Serial ATA規格で外付ドライブ用のコネクタ形状の物。物理的にSerial ATAとは互換性が無い。
「Ultra ATA」
内臓HDD等の接続をする為の規格 Serial ATAの前の規格
「FDD」
内臓フロッピーディスクを接続させるための規格
「USB」
USB接続の数を示しています。
「IEEE1394」
IEEE1394接続の数を示しています。
マザーボード選びのヒント
Intel製CPUはソケットが同じでも、チップセットによって使用できない場合があります。使用できるチップセットを知りたい場合はIntelのホームページにいけば調べることが出来ます。
AMD製のチップセットは、ソケットが合えば動作しますが、CPUのパフォーマンスを上げるためには、マザーボードメーカーのホームページに行き、対応するCPUをチェックしましょう。下に、主なマザーボードメーカーのCPU対応表があるページをリンクしました。
参考になると思います。
GIGABYTE
ASUSTeK
Intel
MSI
AOpen
Intel製のCPUを選んだ場合はIntelのチップセットを、AMD製のCPUを選んだ場合はNVIDIAのチップセットから、選ぶのが無難だと思います。
CPUをすでに選んでいる場合は、ソケットの規格でマザーボードを絞り込むことが出来ます。
さらに、その他の機能について選んで行きます。
ビデオカードを搭載するならPCI Express×16スロットは押さえておきましょう。ビデオカードは使用せず、オンボードで済ませたい人は、VGA機能が付いているマザーボードを購入しましょう。
同様に、メモリも高速のDDR3を使いたい場合は「メモリスロット(DDR3)」の数を確認し、サウンド機能をオンボードで済ませたい人は「SOUND機能」にチェックはあるか、という具合にマザーボードを絞り込みます。
最後にチェックすべきポイント
マザーボードが3〜4種類くらいに絞り込めたら、メーカーのホームページに行き、さらに詳しく説明を見ます。(CPUとの互換性、付属ソフトの有無、デュアルチャンネル対応など。)
最後にマザーのFSB/QPI周波数が、CPUに対し適切かを確認します。例えば、Core i7のQPIが6.4 GT/sだとしたら、この性能を100%発揮させるためにはマザーボード側のQPIも6.4 GT/sで動作する必要があります。
一般に、マザーボードのFSB/QPIがCPUのものより低い場合、そのCPUに対応していない事になっているはずです。
しかし、念には念を入れて確認しましょう。メーカーのホームページに行けば確認することが出来ます。
(FSBについてはこちらを参照してください)
マザーボードを一つに選択できたらメモリを選びます。
その前に、選んだマザーボードのメモリスロットの種類(DDR2)などや、HDDの接続の種類、PCI Expless×16の有無など、製品仕様と備考をメモしておきましょう。
>>次はメモリを選びます。
1.パーツ選び実践編
2.CPU選び
3.マザーボード選び

4.メモリ選び
5.ビデオボード選び
6.HDD選び
7.光学ドライブ選び
8.PCケース選び
9.電源選び
HOMEへ戻る