ファイナルデータは市販のデータ復旧ソフトのなかでも抜群に性能が良く、非常に扱いやすいメニューが特徴です。
【ファイナルデータ関連】
ソフトはパッケージ版とWEBダウンロード版の2つのバージョンがあり、いずれも同じ性能・機能が搭載さていますが、ダウンロード版のほうが多少割安です。
基本はパソコンにインストールして使うソフトですが、システムデータが破損して起動しないケースにも対応できるようにCDやUSBから直接起動するブート機能が搭載されています。
※ダウンロード版でもブートUSBメモリを作成するツールが同封されています。詳しくは下記で説明しています。
パッケージ版は起動CD・USBが同封
ファイナルデータのパッケージ版に同封されたCDまたはUSBメモリは直接パソコンをブート(起動)する機能が搭載っされています。
ファイナルデータ10まではCDメディアでしたが、ファイナルデータ11からはUSBメモリに変更され、「レガシィBIOS」と「UTFI BIOS」に対応しました。
最近はCD/DVDドライブが無いパソコンも増えていますから、USBメモリに変更したのでしょう。
ダウンロード版の起動ディスクの作成手順
ダウンロード版のファイナルデータは手持ちのUSBメモリにインストールする、”USBメーカー”プログラムが同封されています。
パソコンにUSBメモリを挿し、ダウンロードしたファイルの中にある「FDUSB Maker.exe」というプログラムを実行します。
ちなみに、USBメモリのデータは全て消えるのでデータを移動させてから実行しましょう。
「FDUSB Maker」が起動します。
1、USBメモリの選択のプルダウンメニューから、インストール先のUSBを選択。
2、「FinalDataUSBを作成する」をクリクすると書き込みが始まります。
メモリの内容が消えてるので確認メッセージが表示されます。
すでにデータを移動していれば問題ないので、このまま「OK」をクリックします。
自動的にインストールが実行されるのでしばらくそのまま待ちましょう。
「FinalDataUSBメモリの作成が終了しました」というメッセージが出れば無事にインストールは完了です。
「OK」ボタンを押して終了しましょう。
USBメモリからファイナルデータを起動
インストールしたUSBメモリをデータ復元したいパソコンに接続して電源を入れます。
USBメモリが読み込まれ、ファイナルデータが起動します。
後ろにコマンドプロンプトが映っていますが特にコマンド入力の必要はありません。
ちなみに、USBブートのファイナルデータが簡易Windows(WindowsPE)をベースに作られているようです。
トップメニューには「ドライバーを追加」「FINALDATAを実行」「終了する」の3つの選択肢があります。
「ドライバーを追加」はデータをスキャンしたいドライブが認識しない場合、ドライバーを手動で追加するときに使います。といっても認識しないことはめったにないのでほとんど必要ありません。
「FINALDATAを実行」をクリックするとファイナルデータが開始します。
「終了」はプログラムを終了し、パソコンをシャットダウンするボタンです。
最初にシリアルナンバーの入力を求められるので正確にナンバーを入力します。
ちなみに「-」(ハイフン)も含めて入力しないと認識しません。
シリアルナンバーをパスするとファイナルデータが起動します。
ちなみに。USBメモリからブートしたファイナルデータは「高度な復元」と同じウィンドウが開きます。通常のWindowsから実行したときのような「FINALDATAウィザード」は表示されません。
以上がUSBメモリブートでファイナルデータを起動する方法になります。
ちなみに操作方法はインストール版ファイナルデータのの「高度な復元」と全く同じです。
「高度な復元」は自由度が高く設定項目が多いので下記ページにて詳しく説明しています。
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