外付けHDDのUSB端子を誤って壊してしまったり、NASのシステムが破損してしまい、内部のHDDは正常に機能していてもアクセス不能になってしまうことがあります。
↓破損したUSB端子。
このような場合、外付けHDDを分解してHDDを取り出し、S-ATA⇔USB変換ケーブルを使うとデータを救出することができるので紹介します。
外付けHDDからHDDを取り出す方法
外付けHDDを分解してHDDを取り出す方法についてはこちらで詳しく説明しているので、是非参照ください。
※外付けHDDを分解すると保証が効かなくなります。ケースにこじ開けたような跡があるだけで保証が効かなくなりますから、よく理解したうえで分解してください。
HDDをUSB変換ケーブルを使って接続
変換ケーブルを使ってHDDをUSB接続する方法について紹介します。
S-ATA⇔USB変換ケーブルとはこのような製品です。
2000円前後で手に入りますが家電量販店ではめったに売られていませんから、ネットで購入したほうが確実です。
S-ATA⇔USB変換ケーブルの中身は、変換ケーブル(写真左側)とHDDの電源ケーブル(写真右側)がセットになっています。
変換ケーブルの接続
S-ATA⇔USB変換ケーブルを接続します。
ケーブルのコネクターは逆挿し防止の突起があります。向きを合わせないと挿入できません。
S-ATAコネクタを挿入しましょう。
接続端子は2つありますが、S-ATAコネクタは小さい方に接続します。
写真左側はS-ATA接続端子。右側が電源端子です。
続いて電源コネクタを取り付けます。
こちらも逆向きには接続できないので、コネクタの形状をよく見て挿入してください。
電源ケーブルをコンセントに接続し、スイッチをONにするとHDDに電源が入ります。
電源を入れるとスピンドルが動き出します。動作中のHDDは非常に故障しやすいので、電源を入れたら絶対にHDDを動かさないように注意してください。また、作業中は電源を切らいないように注意しましょう。
続いて、S-ATA⇔USB変換ケーブルを正常に起動するパソコンにUSB接続します。
自動的にドライバーがインストールされ、外付けHDDと同じように「ローカルディスク」としてアクセスできるようになります。
認識しない場合は接触不良が考えられるので、コネクタをクリーニングすると良いでしょう。
認識したら内部データをコピーして取り出します。
全てのデータを取り出したら作業は終了です。
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