パソコンケースパネルの外し方

公開日:2013年2月20日
パソコントラブルの症状診断から原因を特定し、トラブルの対処法について紹介しています。
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デスクトップ型パソコンの場合、HDDの取り換え作業や増設がやり易く、内部に溜まったホコリの掃除などでケースパネルを開閉する機会もあると思います。
パソコントラブルだけでなく、メンテナンスやカスタマイズの基本であるケースパネルの安全な開閉方法を紹介します。
ただし、モニター一体型のパソコンや、ノート型パソコンの分解は難易度が高く、分解後に元通りに出来なくなってしまう恐れがあるので極力避けた方が良いと思います。

ケースパネルの開閉メニュー

【ケースパネルの開閉】

ケースパネルの開閉

パソコンは静電気に弱い電子部品や、衝撃に弱いハードディスクなど繊細なパーツが詰まっています。
パソコンケースを外す時は、静電気で電子部品を壊してしまう危険性や、衝撃によってハードディスクを破損させてしまう危険性を十分に理解して作業する事が大切です。
以下、安全にパソコンケースを取り外す注意事項をまとめました。

・パソコンの電源を落とす
安全にパソコンケースを開閉する為には、必ずパソコンの電源を落としてから作業する事が鉄則です。
通電状態のパソコン部品に不用意に触れてしまうと電気ショートして簡単に故障してしまします。
さらに、ハードディスクは駆動中が最も衝撃に弱く、パソコンケースを開く時のちょっとした衝撃で故障してしまう事があります。
また、ケースファンやCPUファンはかなりの回転速度で回っているので、不用意に触れると大変危険です。

・コンセントを抜く
次に、出来るだけ、コンセントから電源プラグを抜く事をお勧めします。
これは、パソコンが起動していなくても、待機電力として一部の回路には電力が供給されている状態です。
電気ショートの危険性もありますし、誤って電源ボタンなどを押してしまい、不意に起動してしまう事も考えられます。

・内部の待機電力を抜く
パソコンはコンセントを抜いてもコンデンサ等に電荷が蓄電された状態です。
これを解消する為にはコンセントを抜いた状態で、電源ボタンを数回押すと効果的です。

タワー型パソコンケースは最もオーソドックスで、メンテナンス性も良好です。
ケースの取り外し方は、ケースの後ろにあるパネルの固定ビスを外します。
タワー型のケースは、後ろから向かって右側のパネルを開きます。
下の写真の赤丸で示した上下2か所のビスを外しましょう。
PCケース後ろ

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ドライバーを使ってネジを外します。
ケースビスを外す

サイドパネルの開き方はケースによって様々ですが、大抵の場合写真の矢印の方向に引くと取り外せます。
サイドパネルを取り外す

サイドパネルを開く
↓マザーボード、CPUファン、電源装置、HDDなどの部品を見る事が出来ます。
パネルを開いたパソコンケース

タワー型以外のパソコンはケースの形状がさまざまです。
なので、全てを説明する事は出来ませんが、大きく分けて上記のタワー型の様に後ろのネジを外して、ケースを開くタイプと、パソコンの底(下側)にあるネジを外すタイプに分かれるかと思います。

下の写真はケースの底側にネジがあるタイプの小型パソコンの例です。
小型パソコン

ケースの底のラバーをめくると下にネジが見えます。
ケース底部のネジ

四隅のネジをそれぞれ外していきます。
ケースのネジを外す

ケースの上の蓋を外すように開きます。
ケースを開く

無事にケースを開く事が出来ました。
この様な特殊タイプのパソコンケースは、外すのは簡単でも元に戻すのが難しかったりします。
ケースパネルを外す時は、元に戻す時の事も考えながら(場合によっては写真にとりながら)作業すると良いでしょう。
小型ケースの分解

以上の様に、パソコンケースを開いて中を確認する事は意外と簡単です。
ただし、小型パソコンや特殊形状のパソコンは作りが複雑なので、少しでも不安があれば止めておきましょう。

デスクトップ型のパソコンの場合、ケースパネルの開閉はちょっとしたパソコンのトラブルやメンテナンスの基本です
HDDの換装や、内部に溜まったホコリを除去するにはケースを開かなければメンテナンス出来ません。
いくら簡単とは言っても、中身は電子部品の集まりなので、くれぐれも静電気には注意し安全に作業しましょう。



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