ビデオカードの選び方とアドバイス
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ビデオカードの選び方
ビデオカード選びの基礎
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目的を決める
1. インターネットやofficeなどが主な使用用途だが、マザーボードにオンボードされていないため搭載する場合
2. 3Dゲームをする、またはやろうと思っている場合
3. デュアルディスプレイにする必要がある、大きな解像度のディスプレイを使用する場合
大きく分けると上の3つに分けることができます。
1は安価なビデオカードを搭載すればよいので、選ぶポイントは値段になります。
2はプレイするゲームが快適に動作する環境を整える必要があります。ゲームホームページで動作環境を調べてビデオカードを選びます。
3は基本的にインターフェイスがデュアルディスプレイに対応しているのか、解像度が高解像度に対応しているか調べて選びます。
性能と仕様
グラフィックチップ、ビデオメモリー
グラフィックチップの性能が高いほど3D描写機能が優れ、ビデオメモリーの容量が多いほど発色がよくなります。
接続方式
接続方式はAGP、PCI Expressの2種類が一般的です。現在の主流は転送速度が高速なPCI Expressになっています。
接続端子
現在、DVI(デジタル出力)かD-Sub15ピン(アナログ出力)の2種類存在します。DVI接続のほうがノイズが少ないため、画像が鮮明に表示されます。新規購入の際はDVI接続対応の物を選ぶことをお勧めします。ディスプレイが対応していなくとも1000円くらいでDVI⇔D-Sub15ピンの変換コネクタが売られています。
左がD-Sub15ピン、右がDVI接続です。
ビデオチップの型番の読み方
ビデオカードで使用しているグラフィックチップの性能は、型番からは想像しにくい為、前知識無しにはサッパリです。しかし、型番の表記方法には一定の規則があり、それを知っていると、初めて見る型番のチップでも、おおよその性能が分かるようになっています。
ただし、CPUの動作クロックの様な絶対的な性能を表す物ではなく、あくまで、A製品よりB製品の方が性能が良い、と言う「相対評価」である事を前置きします。
◆ NVIDIA GeForceシリーズ
GeForceシリーズの製品型番は「GeForce GTX 560」の様に表記されていますが、これは、「GeForce」、「GTX」、「5」、「60」に分けることができます。
「GeForce」・・・ブランド名
「GTX」・・・性能クラス(性能は下記表を参照)
GTX | ハイエンド向け |
GT | |
GTS | 上位ミドルレンジ |
GS | 下位ミドルレンジ |
G | ローエンド向け |
無印 |
「5」・・・世代を表す。この場合は第5世代
「60」・・・性能指標。同世代間での性能の優劣を表す。
ナンバー | 対象ユーザー |
9x〜8x | ハイエンド |
7x〜6x | ミドルレンジ |
5x〜0x | ローエンド |
GTX等のクラスと、「60」と言った性能指標では、性能指標の表記が優先されます。
つまり、GTX450とGS490を比較した場合、GS490の方が性能が良いと言えます。
◆ AMD(ATI) RADEONシリーズ
AMDの製品は「RADEON HD 6950」と言うように表記されます。「RADEON」、「HD 6」、「950」と分けることが出来ます。
「RADEON」・・・ブランド名
「HD 6」・・・世代を表す。先頭のHDは今後世代が上がるにつれ変更されます。一昔は「HD」ではなく「X」から始まっていました。
HDの後ろの数字は単純に何世代かを表しています。この場合は6世代と言う事になります。
「950」・・・性能指標
ナンバー | 対象ユーザー |
9xx〜8xx | ハイエンド |
7xx〜6xx | ミドルレンジ |
5xx〜0xx | ローエンド |
RADEONシリーズは単純に数字が大きいほど性能が上がります。
注意したいのが、GeForce、RADEON 共にチップの優劣が性能に影響を及ぼしますが、各ベンダーによる製品の性能は、たとえ同じグレードのビデオチップを使っていても差異がある点を頭に入れておきましょう。(具体的には搭載するメモリの容量差があります。)
総括
今までは、ゲームなどの特別な用途でビデオカードが使われてきました。Officeなどの事務系の使用用途ではビデオ性能が必要なかったといえます。
しかし、発売予定のWindows Vistaではそれなりのグラフィック性能が要求されます。性能としてはミドルレンジで十分だと思いますが、しばらくは様子を見たほうがよいでしょう。
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