パソコンケースの選び方とアドバイス
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ケースの選び方
ケース選びの基礎
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メンテナンス性・・・メンテナンスのしにくいケースでは、メモリを増設するだけでも大変な手間と時間がかかります。サイドパネルを取り外すのに、フロントパネルや天板を取り外さなければならないようなタイプは注意が必要です。
ベイの数・・・HDDや、ドライブがいくつ取り付けられるのか決まります。光学とライブは一つしか搭載しないので、5インチベイは一つで十分だと思っていても、後々拡張したくなるということはよくあることです。また、5インチベイは光学ドライブの取り付け以外に、ファンコントロールメーターなどのアクセサリの取り付けスペースにもなります。ベイの数には余裕を持たせたいものです。
排熱、排気性能・・・PCパーツを効率よく冷却するためには、CPUファンを取り付けるだけでは不十分で、ケースにエアフローを作ることがとても重要になります。最低でも、空気の入り口と出口に一つずつファンや、ファンを取り付けるためのネジ穴が開いていることがポイントになります。
ケースによる音の共振・・・HDDや光学ドライブはディスクが高速で回転するため、振動がケースに伝わります。ケースの取り付けが甘かったり、シャーシやパネルの剛性が足りないとケース自体が振動し、ビリビリという何とも言えない耳障りな音を発します。
ドライブの取り付け、ケースの剛性はきちんとしているかを見極める必要があります。ケースの剛性の見極めは、シャーシやパネルの厚みが1mm以上の物であれば合格ラインです。
ケース選びの応用
アタッチメントパーツ・・・工具を使わずに、ドライブや拡張カードを固定するためのアタッチメントが装備されているケースも多くなってきました。ワンタッチで取り付け取り外しができるので、ネジで固定する物よりはるかに操作性は向上します。
フロントアクセス端子・・・ヘッドホンや、マイク、USBなどの接続端子がPCのフロントパネルなどに取り付けてあるかも確認しておきたいポイントです。これが在るのと無いのとでは使いやすさに大きな差となります。
吸気口メッシュ、フィルタ・・・最近のケースは吸気口にフィルタのついている物が多くなってきました。吸気口からは空気と一緒にホコリが吸い込まれてしまいます。このホコリがパーツなどに付着すると、帯電して、ショートする危険性も出てきます。吸気口には防塵用のフィルタが装備されているかも確認しましょう。
フロントディスプレイ・・・CPUの温度表示をしたり、ファンコントローラーなどのメーターが付属している物があります。最近はローエンドのケーにもLEDパネルや、メーターなどを備える製品があります。
サイドダクト・・・冷却効果を高める目的で、サイドダクトを持つ製品が増えました。外部の冷気を直接CPUファンに当てるため、高い冷却効果が得られますが、大型ファンを取り付けると、ダクトが邪魔になる可能性があります。
サイドカバーの開閉方法・・・サイドカバーの開けやすさも重要なポイントです。開閉方法は通常の独立して外せるタイプと、扉のように開くバタフライ式があります。バタフライ式は左右に開くスペースが必要になります。また固定方法も確認しましょう。ネジ式や、スライドレバー、プッシュボタン方式などがあります。
※バタフライ方式
電源・・・電源が付属するのか、付属しないのであれば別途購入する必要があります。電源が付属する場合でも、容量や、規格が合っているかを確認する必要があります。
コスト的には電源内蔵モデルが有利ですが、電源ユニットを自由に選択できるメリットの方が大きいでしょう。
シャドーベイ・・・HDDを収納するためのベイです。軽視されがちですが、ベイの数や、操作性など重要になります。特に、シャドーベイが取り外すことのできる物は作業しやすくお勧めです。
マザーボードの取り付け方法・・・マザーボードの取り付け方法は耐久性の高いねじ式と、着脱性が簡単な樹脂ビスによるはめ込み式があります。どちらを選ぶかは好みによります。
樹脂ビス ねじ式
総括
総括
電源の有無
最近のケースには電源がついていない物がほとんどです。ケース付属の電源は一般で気に安価な製品が取り付けられています。その電源では電力不足になってしまったり、性能に満足のいく電源でないため、新たに電源を購入するユーザーは少なくありません。
価格を抑えて自作PCを作るという方以外は、ケース付属の電源に頼らないほうが良いでしょう。
価格
6000〜9000円の比較的低価格なケースでも、十分な性能や、高級感のあるデザインの物がたくさんあります。予算が少ないからといって、デザインの悪い物ばかりとは限りません。
しかし、細部の加工処理が甘かったり、メンテナンス性が悪かったりと、価格相応な点も多々あります。お店などで実物を見てから購入したほうがいいと思います。
15000円〜30000円の高級ケースの場合そのような不具合は大幅に少なくなっています。特にメンテナンス性は様々な工夫が見られきっと満足のいく物が見つかるでしょう。
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