ファイナルデータは有料ソフトですが、購入する前に復元できるか確かめられる体験版が配布されています。
【ファイナルデータの関連】
体験版は製品版は同じインターフェイスで操作することができ、削除データのスキャンも同等の検出能力があるので購入前のチェックとして使うことができます。
ただし、実際にデータを復元するには製品版が必要なので、あくま検出テスト用です。
他にも幾つか異なる部分があるので、ファイナルデータの体験版と製品版の違いについて説明しようと思います
体験版と製品版の違い
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体験版と製品版は別のソフトウェア
ファイナルデータの体験版と製品版は同じインターフェイス・同じ検出能力を持っていますが、プログラム的にはまったく異なるソフトウェアです。
よくあるライセンスナンバーを入力して限定解除するというものではありません。
製品版をオンライン購入すると、メールでダウンロードURLとライセンスキーが配布され、インストールするときは体験版のアンインストールが必要です。つまり、ソフトウェアのプログラム自体が違っているということです。
体験版にはCD・USBブート機能がない
もう一つの大きな違いは、CD・USBブート機能がないことです。
例えば、最新の「ファイナルデータ11+」のパッケージにはUSBブート可能なUSBメモリが同封されていますし、ダウンロード版でも同様のUSBブートメモリを作ることができます。
一方、体験版は必ずPCにインストールして使います。そのため、起動しないパソコンでは基本的に使えません。
どうしても体験版を使いたい場合は、パソコンからHDDを取り出し、ファイナルデータ体験版をインストールした別のパソコンにHDDを接続してスキャンする必要があるので結構面倒です。
参照:起動しないパソコンからデータを取り出す方法
また、Windowsなどシステムディスク上のファイルを復元したい場合は体験版をインストールすると復元対象のデータが上書きされてしまう恐れがあります。
この場合、適当なUSBメモリや外付けドライブを用意して体験版のインストール先に指定することでシステムディスクへの書き込みを最小限にすることができます。
ただし、アイコンやレジストリが書き加えられるので、完全に上書きがゼロではありません。できれば前述の通り、HDDを別のPCをに接続してスキャンすることをおすすめします。
同じ体験版として配布されている「ネットワーク版無料体験CDブート版」または旧式の「ファイナルデータ8.0特別復元版 CDブート版」を使えばCDから直接ファイナルデータを起動することができます。
起動しないパソコンや、システムディスク上のファイルを復元したい場合には有効です。
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