ハードディスクや、DVDなどの光学ドライブ、USBメモリ等のドライブにアクセスすると「ドライブにアクセスできません」と表示されたり、「アクセスが拒否されました」と言ったメッセージが表示され、一切データにアクセスできなくなってしまう事があります。
この場合、
1.ドライブそのものにアクセスできない場合
2.ドライブ自体にはアクセス出来るがファイルを開く事が出来ない場合
の2種類の現象が起きます。
ドライブそのものにアクセスが出来ない場合
ハードディスクのフォーマットやパーティションの情報の一部が欠落したり、OS等のシステムにエラーが起こっている可能性が考えられます。
さらに、ハードディスクそのものが物理的な障害によって壊れているケースもあるので、この場合のデータ復旧はデータ復旧サービスに依頼するほかありません。
まずは、物理障害なのか論理障害なのかをきちんと見極める必要があります。
物理障害とは、パソコンを落下させたり、水をかけてしまうなどの物理的な故障による障害で、論理障害とは、ファイルの消去や、フォーマットしてデータが消えてしまう障害の事です。
「論理障害とは?」又は、「物理障害とは?」に詳しく解説しているので、どちらの障害によるものなのか確認してください。
もし、論理障害の場合なら、HDDのパーティションやシステムのトラブルが原因です。
OSからハードディスクが認識していないので、「パーティションを開放・削除した」又は、「ハードディスクをフォーマットした」、「内蔵HDDを取り出して復旧」を参考にデータ復旧作業を行ってください。
ドライブにアクセスできるがファイルが開けない
ドライブにはアクセス出来るが、ファイルやフォルダを開こうとすると、「アクセスが拒否されました」と言ったメッセージが表示される場合があります。
これは、ドライブの”著名者”が変わってしまった事が原因でアクセスを拒否された可能性があります。
この場合、一旦パソコンを”管理者権限”でログインして、著名者を変更する必要があります。
- パソコンを「F8」を押しながらセーフモードで起動する
(セーフモードの起動方法はパソコンによっては異なる事があります) - Administratorの管理者権限でログオンします。
- アクセス拒否されたフォルダーを右クリックして、「プロパティ」の「セキュリティ」タブの「追加」を選択
- ユーザー名を入力し、「OK」ボタンを押します。
- ユーザーを追加したら、そのユーザーに対するアクセス許可を「フルコントロール」にチェックを入れ、再起動すれば完了です。
一部のWindowsエディションでは、わざわざセーフモードでログインしなくても管理者権限を変更できます。
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