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バックアップファイル「.bak」によるデータ修復方法


ファイル名の拡張子が「.bak」となっているファイルは、ほとんどの場合バックアップされたデータが記録されています。

bakファイルのサムネイル表示
.bakファイル

Windowの設定で、拡張子が表示されていない事もあります。
オリジナルファイルと同じファイル名で、上の画像のように真っ白なアイコンのデータがあれば、バックアップファイルでしょう。
Windowsの設定を変更すれば拡張子は表示されます。
詳しくは、下記の「 「.bak」ファイルによるデータ修復方法」の設定変更を参考にしてください。

***.bakファイルが作成されるアプリケーションは、OutlookExpressやエディターソフト、ホームページビルダー、CADソフトなどで作成されます。
これらのソフトは、編集中のファイルが破損してしまっても、自動的にバックアップファイルが
アプリケーションで自動的にバックアップファイルを作成するので、万一編集中のファイルが破損してしまったり、間違って上書き保存してしまっても、***.bakファイルを使って復元する事ができます。

ファイル名は、編集したオリジナルのファイル名になっている事がほとんどです。
例えば、sample.txtと言うファイルを編集した時に生成されたバックアップファイルはsample.bakというファイル名になっている事になります。

また、バックアップファイルの生成タイミングは、アプリケーションによって異なるのでソフトのマニュアルで確認しましょう。
ファイルを開いたタイミングで生成or更新される場合もありますし、一定時間毎に更新される事もあります。

 「.bak」ファイルによるデータ修復方法

基本的に、バックアップファイルは、そのままではソフトとの関連付けがされていないため開く事ができません。
拡張子を「.bak」から、アプリケーションで利用している拡張子に変更する事で開く事ができるようになります。

拡張子の変更方法
Windowsでは、通常拡張子が見えないように隠されています。
そこで、コントロールパネルのフォルダーオプションから、拡張子を表示させるように設定変更します。

「スタート」ボタン→「コントロールパネル」をクリックします。
コントロールパネル

コントロールパネルが開きましたら、「フォルダーオプション」を開きます。
Windows7の場合、「デスクトップのカスタマイズ」→「フォルダーオプション」とクリックしてたどりましょう。
デスクトップのカスタマイズ

フォルダーオプション

フォルダーオプションが開いたら、「表示」タブを選択。
続いて、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して「OK」をクリックしましょう。
これで拡張子が表示されるようになります。
登録されている拡張子は表示しない

 

設定変更したら、拡張子が表示されている事を確認しましょう。
拡張子の変更方法はファイル名を変更する手順とまったく同じです。
該当ファイルを右クリックしてメニューを表示させ、「名前の変更」をクリックします。
「.」ピリオド以下のbakという文字列をオリジナルデータと同じ拡張子に変更します。
この時、ファイル名がオリジナルと重複しないように、任意で変更してください。
ファイルの名前の変更

 

拡張子を変更する時に、「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります」とメッセージが表示されます。
「はい」を選択して変更しましょう
bak04

 

以上で、bakファイルを用いたデータの復元方法の紹介になります。
バックアップファイルは自動作成なので、気のきいたポイントでバックアップはできませんが、万一上書きやオリジナルデータが破損してしまった時などに役に立つ機能です。

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2 Responses to バックアップファイル「.bak」によるデータ修復方法

  1. ふちがみかのか on 2016年7月4日 at 00:07

    本当に助かりました…!!!!
    ありがとうございます( ´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

  2. pochi on 2018年9月12日 at 21:34

    データ復元できました!ありがとうございました。危うく有料ソフトを買ってしまうところでした。感謝!

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