格安SIMの知っておきたい3つのポイント
MVNOの格安SIMプランはサービスを提供している会社も多く、またサービス毎に利用制限や料金が分かれています。
ここでは、格安SIMカードを購入する際のポイントとなる3つの項目について詳しく見ていくことにします。
1,利用料金と利用期間
格安SIMは基本的に月額料金の他、初期費用がかかります。
これはSIMカードの発行手数料のようなもので、ほとんどのサービス会社で3150円前後の初期費用が必要です。
そのほか最低利用期間が設けられているサービスプランも少なくありません。
最低利用期間内に解約しようとすると、解約手数料がかかるタイプと、解約そのものが出来ないタイプに分かれます。
- タイプ1
最初の数ヶ月間は解約できないが、以降は自由に解約できるタイプ
格安SIMで一般的なプランです。
契約期間はSIMカードによって異なります。
このタイプは解約金を払って解約できるタイプと解約不可のタイプがあります。 - タイプ2
一定期間ごとに更新する契約プラン
たとえば1年更新プランの場合、12ヵ月目に解約手続きをすれば解約金が発生せず、
13か月目から再び一年間契約となってしまうプラン。 - タイプ3
解約制限のかからないタイプ。
先払いのプリペイド式SIMカードなどがこれに該当します。
2,通信速度と通信量制限
格安SIMのプランで最も重要なのが通信速度と通信量の制限です。
この二つの組み合わせに応じてプラン料金がほぼ決まってきます。
- 通信速度
データ送受信のスピードで、「bps」と言う単位で表記されています。
動画再生やWEBの閲覧をストレスなく利用するためには数Mbps以上の通信速度は最低限必要。
逆に、メールが中心で、たまにWEBを閲覧する程度なら100kbpsの低速プランで全く問題ありません。 - 通信量制限
高速データ通信(LTE)が利用できるプランは、LTEの利用に制限がかけられています。
一定の通信量までは高速のデータ通信が利用できますが、容量を超えると速度が制限されます。
所定の期間が経過すれば再び高速通信に切り替わります。
- チャージ
通信量が上限に達し、速度制限がかけられてしまった場合、料金を払えばすぐに速度制限を解除できる仕組みがあります。
もちろん全てのサービスで利用できるわけではありませんし、利用できたとしても100MB当たり数百円と割高です。
3,SIMカードのサイズは3種類
SIMカードは標準SIMカード、microSIMカード、nanoSIMカードの3種類。
大きさが違うので利用するスマートフォンに対応したサイズのSIMカードを選びます。
格安SIMは間違ったサイズのSIMカードを選んでしまった場合、有料でサイズ変更したり、新しいSIMを購入して再契約することになります。
変換アダプターを使ってサイズを調整
ちなみに、一番小さいnano SIMに変換アダプターをつかえば、標準SIM、microSIMとして利用することができます。
nanoSIMに変換アダプターを組み合わせれば、全てのスマホに使うことができます。
nanoSIMアダプタ三種類のサイズ変換に対応)
SIMカッターでサイズを調整することも
事業者によってはnanoSIMカードがない事もあります。
このようなときはSIMカッターというものもあります。SIMカードを専用のカッターで小さなnanoSIMサイズにカットできます。
もちろん、カードが破損してしまうなどの危険性がありますから、利用するときは自己責任となります。