通信速度の【Mbps】ってどんな単位?

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スマホの通信速度でよく目にする【Mbps】という単位について、実際の通信速度や体感速度についてまとめてみました。

そもそもMbpsって何?

【Mbps】とは一秒間に送受信できるデータ量のこと。
単純にこの数字が大きければ大きいほど、たくさんの情報をやり取りできるのでWEBページがサクサク閲覧できたり、youtubeなどの動画がスムーズに再生できたりします。

1Mbpsはどれくらい?

では、1Mbpsとはどれくらいの速度がでるのでしょうか?
計算上、1Mbps=0.125MB/s=125KB/sと変換することができます。

つまり、1秒間に125KBのデータが送れるという意味です。
仮に、1.25MBのデータをダウンロードすると10秒ほどかかる計算です。
高音質の音楽データは1曲10MBくらいですから、ダウンロードには100秒=1分40秒ほどかかります。
1曲は3分~5分ほどですから、ダウンロード時間の方が短く、ストリーミング再生(ダウンロードしながら再生すること)ができることが分かります。

WEBサイトはどうでしょうか?
テキストベースのサイトでは10KB~60KBほど、画像がふんだんに使われていると500KB以上になることもあります。

つまり、1ページ開くのに4秒ほどかかる計算です。ページを移動するたびに4秒も待たなければならないので、体感速度としては結構遅いです。
(500KB÷125KB=4)

WEBサイトは少なくとも2秒、できれば1秒くらいで開いてほしいですよね。
そう考えると4Mbpsの速度があると快適です。

動画はどうでしょうか?
動画は画質などによって必要なデータ速度が大きく変わります。
youtubeなどは通信速度によって画質が自動的に調整されるので、意外と低速通信でもストリーミング再生できてしまいます。
ノイズが目立つ画質ですが・・・

高画質で見たいなら最低でも5Mbps~です。

通信速度と体感の目安

実際の通信速度と体感速度の目安を表にまとめました。
一般的に、格安SIMに表記されている最高速度は理論値で、実際の速度は大幅に低下すると考えてください。
例えば最高速度200Mbpsで販売されている格安SIMでも、実際の速度は10Mbps程、時間帯によっては1Mbps程度しか出ないこともあります。また、カタログに記載された通信スペックは同じでも、格安SIMの提供会社によって実速は大きく異なります。

通信速度 体感速度
250kbps
低速の格安SIM
LTE非対応SIM
500円前後のワンコインSIMの通信速度・または規制中の高速SIMの速度
メール・LINEなら問題ない
比較的軽いWEBサイトでも数秒かかるが閲覧することは可能
1Mbps~2Mbps
LTE対応の高速格安SIM
(通勤・お昼時など混雑時)
文字ベースのWEBサイトならストレスなく閲覧できる
画像が多いサイトだとモッサリとした印象
動画再生は途中で止まることも・・・
3Mbps~5Mbps
LTE対応の高速格安SIM
(平均速度)
高速LTE対応の格安SIMの平均的な速度です。
通信速度が安定していればフルHDのストリーミング再生も可能。
10Mbps
LTE対応の高速格安SIM
(深夜早朝など閑散時)
フルHDのストリーミング再生が可能
スマホでは、この速度以上ではほとんど速度の違いが実感できないレベルデザリングしてパソコンで操作しても快適。
ただし、写真をSNSにアップロードするときはちょっと待足されるかも
30Mbps~
光回線レベル
キャリア接続のLTE
デザリングを使ってパソコンを操作しても快適に通信できます。
クラウドにデータをアップロードしながらWEBサイトや動画を楽しめます。

通信速度の計算

1Mbps=”1秒間”に”1Mbit”の通信ができることを表しています。
ちなみにbitの単位は【1Byte(バイト)=8bit】で換算することができます。
つまり、1Mbps=1秒間に1/8MB=125KBのデータを通信できることを意味しています。

計算例

1Mbps=0.125MB/s

10Mbps=1.25MB/s

50Mbps=6.25MB/s

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