FOMAカード、UIMカード、SIMカード、それぞれの違いについてまとめました。
- SIMカード(Subscriber Identity Module Card)
電話番号や契約者を特定する情報が記録されているICチップのことです。 - UIMカード(User Identity Module card)
SIMカードをベースにして拡張した規格です。
ドコモのケータイやスマホで利用されています。 - FOMAカード
ドコモのFOMAケータイで利用されていたカードのことで、UIMカードのことです。
単にFOMAブランドからスマホに移行する際に呼び方が変わっただけ。
SIMカード、UIMカード、の互換性は?
UIMカードとSIMカードは基本的に互換性があるので基本的に同じように使うことができます。
つまり、「UIMカードとSIMカードは同じもの」と言う認識で問題ありません。ですから、格安SIMカードを使ってUIMカード対応のスマホを使うことができます。
SIMロックと格安SIMについて
ただし、SIMロックされている場合、他のキャリアのSIMが使えないので注意。
例えば、ドコモのSIMロックされているスマホはドコモのSIMしか使えませんし、auやソフトバンクが販売するスマホも、ロックがかかっていると、各社が発行するSIMしか使えません。
一方で、ドコモから回線を借りている格安SIMは、SIMカード自体をドコモから借りています。この場合は、SIMロックされている端末でもそのまま利用する事ができます。
格安SIMのほとんどはドコモの回線を借りているのですが、ソフトバンクの回線を借りて格安SIMを提供している場合があるので事前に調べてから契約しましょう。
もし間違ってしまった場合、各キャリアの携帯ショップに行けば手数料3000円ほどでSIMロックを解除することもできます。
サイズの呼び方に注意
SIMカードとUIMカードのサイズと呼び方が微妙に違うので注意してください。
名称の違い | ||
サイズ | ドコモ | 格安SIM |
25mm×15mm | UIMカード | SIMカード |
15mm×12mm | ミニ(mini)UIMカード | マイクロ(micro)SIMカード |
12.3mm×8.8mm | ナノ(nano)UIMカード | ナノ(nano)SIMカード |
間違いやすいのは”ミニUIM”と”マイクロSIM”ですね。実際に購入するとき、「あれ?どっちだっけ?」と混乱しやすいので注意してください。
ドコモのSO-01Eの場合、【mini UIM】と書かれているのでマイクロ(micro)SIMが使えることが分かります。
不安ならカードスロットを計ってみれば一目瞭然。下の例では巾が12mmなのでマイクロSIMが適合サイズと判別できます。