DVDやブルーレイディスクは、コンパクトで、使い勝手の良いメディアですが、ディスクを廃棄する時には内部データが読めないように処理する事が大切。
そのままゴミとして出しているのでしたら、データ保護の面で問題があります。
そこで、光学メディアの記録情報を完全に消去し、情報漏えいしないようにする方法を紹介します。
まず、DVDや、ブルーレイディスクのデータを完全に消去する方法は2つあります。
- ディスクの粉砕する方法
- 粉砕せずにメディアを完全削除する方法
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ディスクを粉砕する方法は、すべての光学メディアに有効です。メディア対応カットシュレッダーでメディアをカットしてゴミとして安心して捨てる事が出来ます。
手で割る事もできない訳ではないのですが、鋭い破片が高速で飛び散る可能性があります。
DVDやCDの材料である、ポリカボーネートは強固なプラスティックなので、力を入れないと割る事が出来ないので、勢い余って手を切ってしまう事もあります。
それよりも、メディアの記録面をカッターなどで、傷を付け、ガムテープなどで、記録層をはがす事で、読み取りができなくなります。ちょっと面倒ですが、効果的にデータを消去する事が出来ます。(※記録面とは、ディスクのラベル側の事を指しています。)
粉砕せずにメディアを完全消去する方法とは、特にDVD-RWなど、データを書き込んだり消去したりして何度も使えるメディアで有効な方法です。
単に書き込みだけのDVD-Rメディアのデータ消去なら、ディスクを粉砕してしまった方が簡単で確実ですが、何度も使いまわしの出来るDVD-RWでそれをやってはもったいないですよね?
そこで、パソコン上でデータを完全に消去できるようになっています。
データを消す場合、クイック消去と、完全消去があります。ここで、完全消去を選べば、データはきれいさっぱり抹消され、復元させる事はできなくなります。
完全消去する方法は、今お使いのライティングソフトを立ち上げ、「メディアの消去」→「完全消去」を選択すればOK(ライティングソフトによって若干表記が異なります。)
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