コンピュータウイルスとは、データの破壊や改ざん、情報漏えいなどを行うプログラムの事です。
インターネットや、ファイル共有ソフトなどからプログラムが送り込まれ、感染してしまいます。
コンピュータウイルスの恐ろしい点は、ユーザーの知らない間に感染し、知らないうちにデータが破壊され、知らないうちに個人情報が流出してしまう点にあります。
ですから、「 パソコンに異常が無いから大丈夫」と言うのが一番危険です。
しかも、ウイルスの感染先は予測できません。一見何気ないWEBサイトを装いウイルスを仕掛け、個人情報を盗む悪質なケースや、インターネットに直接つながっていなくても、ウイルスに感染したパソコンで作成したファイルなどから間接的に感染する恐れもあります。
今やウイルス対策ソフトは絶対に必要です。
もし、他の人が使っているUSBメモリやCD・DVDドライブを読み込むときには、ウイルス対策ソフトでスキャンしてから、ファイルを取り込むように心がけましょう。
(ほとんどのウイルス対策ソフトは自動でスキャンする設定になっているのでソフトをインストールしていれば大丈夫です。)
一度破壊されたデータや、流出した個人データは元に戻す事は出来ません。
今からでも決して遅くないので、もしコンピュータウイルスソフトを導入していないのでしたらインストールすることをおすすめします。
ウイルス対策ソフトの注意点
ウイルス対策ソフトは、ライセンス販売が原則なので、定期的にライセンス購入する必要があります。
ライセンスは1年更新が基本ですが、2年や3年間有効なライセンスもあります。
1ライセンスに付き、パソコンへインストール出来る台数が決まっているので、複数のパソコンにインストールする必要がある方は気を付けましょう。
インストールするパソコンには、数百MBの空き容量(出来れば1GB以上)を確保します。ウイルス対策ソフトはパソコンを起動させている間は常にプログラムが動いている状態なので、メモリ容量を消費します。
お使いのパソコンよっては起動が遅くなったり、インターネットの速度が遅く感じる事もあるので、そのような時は”メモリ”を増設する事でパソコン速度を改善することが出来ます。
(パソコンの動作が遅いも参考になると思います。)
ウイルス対策ソフトは、どの製品を選んでも「完璧」ではありません。
新しいウイルスにアップデートが間に合わなかったり、ランダムに暗号化されたウイルスにソフトが反応できないケースもあります。
ウイルス対策ソフトを使っているから安心と考えるのではなく、ユーザー側も極力ウイルス感染するような場所に入らない事や、こうした心がけが何より大切です。
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ウイルス対策ソフトの比較
最新のウイルスセキュリティソフトの選び方とそれぞれの製品でどこが違うのか比較してみました。
これからウイルス対策ソフトを導入する方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
ウイルス検出率による比較
ウイルスソフトの一番大切な部分。ウイルスソフトのテスト機関である関「AV Comparatives.org」が行ったウイルス検出結果を紹介します。
検出率ランキング
ウイルスソフト | ウイルス検出率 | |
1位 | G DATA Security 公式サイト Amazonで購入 |
99.9% |
2位 | AVIRA 公式サイト Amazonで購入 |
99.8% |
3位 | Trustport 公式サイト Amazonで購入 |
99.8% |
4位 | マカフィー 公式サイト Amazonで購入 |
99.4% |
5位 | Avast Software 公式サイト Amazonで購入 |
99.3% |
6位 | Bit Defender 公式サイト Amazonで購入 |
99.3% |
7位 | eScan Anti-Virus 公式サイト amazonで購入 |
99.2% |
8位 | F-Secure 公式サイト Amazonで購入 |
99.2% |
9位 | Panda Antivirus 公式サイト Amazonで購入 |
99.2% |
10位 | Norton 公式サイト Amazonで購入 |
98.7% |
11位 | ESET NOD32 Antivirus 公式サイト Amazonで購入 |
98.6% |
12位 | AVG Technologies 公式サイト Amazonで購入 |
98.3% |
13位 | Kaspersky 公式サイト Amazonで購入 |
98.3% |
14位 | PC Tools 公式サイト Amazonで購入 |
98.1% |
15位 | Security Essentials 公式サイト Amazonで購入 |
97.6% |
16位 | Sophos Anti-Virus 公式サイト Amazonで購入 |
96.8% |
17位 | K7 Computing 公式サイト Amazonで購入 |
96.6% |
18位 | Norman ASA 公式サイト Amazonで購入 |
96.6% |
19位 | Trend Micro 公式サイト Amazonで購入 |
90.3% |
20位 | Kingsoft 公式サイト Amazonで購入 |
80.1% |
どのソフトも高い検出率を誇り、特に9位までのソフトは99%以上ものウイルスに対応出来ている事がわかるかと思います。
一方、いずれのウイルス対策ソフトも100%検出できるものはありませんでした。
やはり、ウイルスソフトをインストールしているからと言って過信せず、危険がありそうな場所には近づかない事も大切なセキュリティー対策になりそうです。
また、万一ウイルスに感染し、データなどが破壊されてしまっても、早い段階で気がつけば、データ復旧サービスや、ディスク復旧ツールによって修復可能です。
データがすべて破壊されてしまう前に、素早い対応が大切です。
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