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外付けハードディスクを暗号化してセキュリティー対策


外付けのハードディスクや、USBメモリは大量のデータを持ち運ぶのにとても役に立ちますが、紛失すると他人にデータの中身を見られてしまう可能性があります。

そこで、データを暗号化して他人に見られないように出来る外付けハードディスクや、USBメモリが売られていますが、値段が高い事がネックです。

ですが、TrueCryptと言うフリーの暗号化ソフトを使えば、簡単にドライブを丸ごと暗号化できます。
この手のフリーソフトは、ファイルやデータを暗号化するために、いちいち暗号化と解凍を繰り返す必要がありとても使いにくいのですが、TrueCryptはドライブを丸ごと暗号化するので一度に暗号解除や、暗号化することが出来ます。

しかも、一度暗号解除した後は、通常のドライブと同じように操作でき、パソコンを切ったり、接続を切るだけで自動的に暗号化されるため、手間がかかりません。

TrueCryptを使ってみる

フリーの暗号化ソフトを使ってみましょう。


  • 対応OS:Windows Xp/Vista/7/8/10
  • ソフト配布先:truecrypt.org
  • ライセンス:フリーソフト


Download

このソフトは日本語化パッチが公開されているので、是非こちらも合わせてダウンロードしましょう。
日本語化パッチはこちらから手に入れる事が出来ます。

ダウンロードした本体ファイルはダブルクリックし、通常のソフトフェアと同じようにインストールします。

日本語化パッチは解凍した後、「Language.ja」をTrueCryptをインストールしたフォルダに入れておきます。
普通にインストールすれば、「C:\Program Files\TrueCrypt」が生成されているはずです。

TrueCryptの使い方

TrueCryptを起動すると下の画面が表示されます。
まず、「ボリュームの作成」を選択します。

TrueCryptボリューム作成ウィザードが表示されるので、「暗号化されたファイルコンテナを作成」にチェックを入れ、「次へ」ボタンを押します。

TrueCtypt標準ボリュームを選択します。

ボリュームの位置を選択します。「ファイルの選択」から、暗号化したいドライブを指定し、適当なファイル名を設定します。
※暗号化すると、設定した名前のファイルが作成されます。このファイルが仮想ドライブとなります。また、このファイルは自由に移動する事が出来ます。

暗号化オプションでは、暗号化のアルゴリズムの選択が出来ます。よく分からない場合はAESで十分です。

ボリュームのサイズは暗号化する仮想ドライブのサイズです。

ボリュームのパスワードを決めます。


ボリュームをフォーマットすれば暗号化は完了です。

暗号化された仮想ドライブを使ってみる

TrueCryptを立ち上げ、暗号化したファイルを選択し、「マウント」を選択します
パスワードの入力が求められるので、設定したパスワードを入力します。

パスワードが認証されると仮想ドライブが生成されます。マイコンピュータから確認しましょう。
この仮想ドライブに保存したファイルはアンマウントする時に自動で暗号化されるので、とても安心です。

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