MacbookAirはApple社のノートパソコンですが、何らかの原因で電源が入らなくなってしまうとデータを取り出すことができません。
事前にMacのバックアップソフト「TimeMachine」でバックアップを作成していればデータを復旧することができますが、バックアップを作成していない場合はデータを救出する必要があります。
↓Macのバックアップソフト「Timemachine」
バックアップを作成していない場合のデータ救出方法として、MacBook Airを分解→SSDを取り出し、別のパソコンに接続することでデータを復元する方法について紹介します。
MacBookAirから取り出したSSDを接続するパソコンは、Mac又はUbuntuを用います。WindowsパソコンではMacのフォーマットが認識しないため、データを取り出すことができません。
参考:CDブートでUbuntuを駆動する方法
※2013年製造のMacbookAir model:A1465を例に説明していきます。
MacBook Airを分解する
※MacBookAirを分解する前に、必ず電源をOFFにしてパソコンを停止させた状態で作業しましょう。
MacBookAirには5角形の星形ねじが使用されています。
このように穴が星形になっているので分解するには特殊なドライバーが必要です。
星形ねじを取り外すには、「Macbook Air用 星型ドライバー 1.2mm」が必要です
MacBook Airの裏側には10箇所ねじがあります。
ゴム足の裏側にはねじはありません。10箇所のねじを外せば簡単に分解できます。
星形ねじを使って一つ一つ丁寧に取り外していきましょう。
ネジは小さいのでなくさないように注意!
MacBookAirを分解すると、中央部にSSDが装着されています。
SSDは6角形の特殊ねじで固定されています。
ねじを取り外したら、SSDを矢印の方向に引き抜きましょう。上に持ち上げると端子部が破損することがあります。
このように簡単にSSDを取り外すことができます。
取り出したSSDをパソコンに接続
取り出したSSDは特殊なコネクタなので専用のアタッチメントが必要です。
注意点として、2012年までのMacのSSDはSATA規格だったのに対し、2013年度以降からPCIe規格のSSDが搭載されている点です。
SATA規格のSSDは「MacbookAir SSD→SATA3 変換アダプタ コネクタ」を使ってパソコンにSATA接続できます。
一方、PCIe規格のSSDは「Apple MacBook Air SSD → PCIe 変換アダプター」を使ってPCI接続する必要があります。
SSDをMac又はUbuntuのパソコンに接続したらデータを読み取ります。
フォーマットが認識されているはずなので、通常のドライブの様にSSDにアクセスできるはずです。
写真やワード音楽など、各種データを取り出し、別のHDDなどにデータをバックアップしましょう。
パソコンからSSDが認識しない場合、SSDが何らかの障害が発生している可能性があります。
その場合、データ復旧業者などに問い合わせ、データの復元依頼をしましょう。
データのバックアップが出来たらAppleのサポートに問い合わせ、修理します。
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