※「データ復旧大図鑑」が参考になりましたら、ツイッター、facebook、ブログ等で紹介してください。

4GB以上のデータが保存できない


古いパソコンなどで、ハードディスクに空き容量が十分あるにもかかわらず、4GB以上のファイルをコピーできない現象が起こる事があります。

具体的には、ファイルをコピーしようとすると、「空き容量が足りません」、「ファイルまたはフォルダのコピーエラー」と言うメッセージが表示されてしまいます。

このような現象が起きる原因は、ファイルフォーマットの形式が関係しています。

現在発売されている多くのパソコン(WindowsVistaや7)は「NTFS」と呼ばれるフォーマットが用いられています。このフォーマット形式なら、扱えるファイル容量が”ほぼ”無限に扱えます
ところが、WindowsXpや98の中には、「FAT32」と呼ばれるフォーマットが良くつかわれています。

このフォーマットの場合、取り扱うことのできる最大のファイルサイズが4GBまでとなっているので、上記のようなエラーが出てしまうと言うわけです。

NTFS形式にするには

古いフォーマット形式のパソコンでも、NTFSでフォーマットしなおす事によって4GB以上のファイルを扱えるようになります。なお、下の例はWindowsXPの例です。
Windows98などは別途NTFSフォーマット用のプログラムが必要ですが、あまりに古いOSなので説明を割愛します。

一度ハードディスクをフォーマットするので、ハードディスクの中身を別のドライブや、DVD-Rにバックアップさせておく必要があります

バックアップが完了したら、いよいよフォーマットの開始です。
パソコンにいくつもドライブやハードディスクがつながっていると、間違ったドライブをフォーマットしてしまう事がよくあるので、必要なドライブ以外はすべて取り外しておくと間違いはありません。

まず、マイコンピュータ内の古いファイル形式のドライブを右クリックで「フォーマット」を選択します。

ファイルシステムの欄に「NTFS」と言う項目に変更し、「開始」をクリックするとフォーマットが始まります。
クイックフォーマットをチェックすると、フォーマット時間を短縮できるので、チェックを入れておきましょう
フォーマット変更

当然フォーマットすれば内部データは消去されてしまいます。バックアップ等の準備を整え、フォーマットを実行しましょう。
フォーマット開始

もし、間違って、不必要なドライブをフォーマットしてしまった場合は、すぐに作業を中断して、ファイル復旧作業に取り掛かりましょう。
フォーマットした直後ならほぼ100%の確率でデータを復旧させる事が出来ます。
詳しくはハードディスクをフォーマットしたを参考にしてください

寄付・開発支援について

コンテンツのデータ復旧を実証する機材は基本的に個人で調達して記事を書いております。
記事がお役に立ちましたら、ブログ運営をサポートしていただけると大変助かります。是非ともご協力いただけたら幸いでございます。
http://amzn.asia/bwi5rDi
P.S.
サポートしてくださった皆様、こちらからメッセージが送信できませんので、この場をお借りしてお礼いたします。
ご購入下さった製品はコンテンツ運営の為、大切に使わせていただきます。
ご支援、本当にありがとうございます。


関連記事


バックアップのススメ

パソコンやスマホのデータは意外と簡単に消えてしまうので、可能な限りバックアップを取ることが重要です。 バックアップさえとっていれば、衝撃や水濡れなどで重篤なシステム障害になってしまっても簡単にデータを取り戻すことができます。
私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。


データ復元できない時は?

データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
データ復元が出来ない時は?」参照

悪徳データ復旧業者に注意

現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です