火事や洪水によって、パソコンがボロボロになってしまっては、いくら日ごろからバックアップをしていても、バックアップの為の外付けハードディスクごと災害にあってしまい、結局のところどうにもなりません。
特に、火災にあった場合、高温の炎に包まれ、さらに消火用の放水により水浸しになってしまい、文字通りボロボロになってしまいます。
当然中のデータは絶望的。
しかし、大切なデータが入っているパソコンなら、あきらめる前に専門のデータ復旧業者にデータが救えるか見てもらいましょう。
パソコンは、意外と強固な筐体により、内部のハードディスクまで致命的な損傷を受けていない可能性があります。
災害にあったHDDからデータを復旧させる為には
火災や、洪水など、災害にあった場合、データ復旧業者へ送る際の注意点があります。
1火災にあった場合
水がかかっている場合は綺麗に拭き取り、そのままの状態でデータ復旧業者へ発送します。
2洪水や津波により水没してしまった場合
歯ブラシなどで水洗いして、泥や海水を洗い流します。可能であれば、本体のビス類を軽く緩め、錆を防いでください。
また、海水の塩分や、泥の固着を防ぐために、濡れタオルで包んで発送した方が良いケースもあります。
ただし、これは各業者やハードディスクの状態によって適切な方法が変わります。
問い合わせるときに、どのような発送方法が一番よいのかアドバイスをもらいましょう。
いずれの場合も早期の発送が一番です。
特に海水にハードディスクが長時間浸っていると、プラッタと呼ばれる記録装置が腐食し、その部分のデータが復旧できなくなってしまいます。
また、多くのデータ復旧業者は、水没したデータの復旧は出来ると明記していますが、これは水没してすぐに復旧した場合の話で、大きな災害で1週間以上海水につかってしまうと、塩分が固着し、データ復旧の難易度は上がります。
このような場合、復旧業者に、「塩分の固着したプラッタの洗浄は出来ますか」と確認しましょう。
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バックアップのススメ
パソコンやスマホのデータは意外と簡単に消えてしまうので、可能な限りバックアップを取ることが重要です。
バックアップさえとっていれば、衝撃や水濡れなどで重篤なシステム障害になってしまっても簡単にデータを取り戻すことができます。
私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。
データ復元できない時は?
データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
「データ復元が出来ない時は?」参照
悪徳データ復旧業者に注意
現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照