Microsoftのエクセル(Excel)には変更履歴の記録という機能があります。
この機能は、エクセルの変更内容を全て記録し、いつ、どこのセルを、どのように変更したか、後から確認することができます。
過去の日付を頼りに、データの変更履歴を確認したり、特定の日時の状態にセルを戻したいときに大変便利な機能です。
単なるデータのバックアップ機能にとどまらず、いろいろな使い方ができます。
「変更履歴の記録」の設定
変更履歴の記録を利用するには、エクセルで記録を有効にする必要があります。
つまり、有効にするまでは変更内容は記録されないので注意してください。
設定方法
エクセル画面の「校閲」タブをクリックします。
画面右側に「変更履歴の記録」タブをクリック→「変更箇所の表示」を選択します。
「変更箇所の表示」ウィンドウが表示されます。
「編集中に変更箇所を記録する・・・」にチェックを入れます。
「強制表示する変更箇所・・・」の項目は全てチェックを外します。
「変更箇所を画面に表示する」にチェックを入れます。
以上で設定は終了です。
エクセルの値を変更入力すると、変更されたセルが黒枠で表示されます。
そのセルにマウスカーソルを乗せると、セルの変更日時が表示されます。
変更内容の確認
「変更履歴の記録」によって保存された内容は「変更箇所の確認」から復元することができます。
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エクセル画面の「校閲」タブをクリックします。
画面右側に「変更履歴の記録」タブをクリック→「変更箇所の確認」を選択します。
「反映する変更の選択」が表示されます。
全ての変更内容を確認するには、変更対象の指定のチェックを全て外しましょう。
変更日や対象範囲を指定したい場合は、それぞれにチェックを入れ、変更範囲を指定します。
変更されたセルが選択され、「変更箇所の確認」ウィドウが表示されます。
一つのセルに複数の変更履歴がある場合は、「変更箇所の確認」ウィンドウに履歴が全て表示されます。
この中から、元に戻したい履歴を選択し、「反映する」をクリックすることで元に戻すことができます。
全ての履歴確認
保存されているすべての「変更履歴の記録」を一覧表示したい場合は、「変更箇所の表示」ウィンドウから設定することができます。
エクセル画面の「校閲」タブをクリックします。
画面右側に「変更履歴の記録」タブをクリック→「変更箇所の表示」を選択します。
「変更箇所の表示」ウィンドウが表示されたら、「新しいシートに変更箇所・・・」にチェックを入れます。
履歴シートが表示され、シートの中に全記録の一覧を見ることができます。
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