セキュリティの面から、外付けハードディスクや、リムーバルデバイスを暗号化する事はとても有効。
個人で使うパソコンでも、年賀状などの住所録をはじめ多くの個人情報が入っています。もしもの盗難に備え、リムーバルディスクを暗号化しておくと良いでしょう。
※暗号化については外付けＨＤＤを暗号化を参照
しかし、安全であるが故に暗号化したデバイスのデータを誤って消去してしまったり、暗号化された状況で筺体が故障した場合、データの復旧は出来ないとあきらめてしまう事でしょう。
この様な暗号化したデバイスは「パスワード」さえあれば簡単にデータ復旧は可能。
まず、暗号化したデバイスのデータを誤って消去してしまった場合は、暗号解除した状態で、データ復旧ソフトを使えば、通常の復旧作業と何ら変わりはありません。
勿論復旧確率も同じです。
また、デバイスを暗号化するのではなく、ファイル単位で暗号化したデータを消去してしまった場合、データ復旧ソフトを使って「暗号化されたファイル本体」を復旧するだけの事です。
ただし、ファイル単位で暗号化されたデータは、僅かなデータ欠落でもファイルそのものが破壊されてしまうので、デバイスに上書きしないように注意しましょう。
次に、暗号化したデバイス（例えば外付けハードディスクなど）の筺体が故障した場合です。
この場合、物理障害なので、私たち素人がデータ復旧作業を行う事は出来ません。
データ復旧サービス等に依頼し、復旧を行います。
その際、パスワードによって暗号化している事、暗号化に用いたソフト、解除用パスワードを伝える必要があります。
ただし、暗号化されたデバイスが故障した場合、鍵（パスワード）を差し込む鍵穴が破壊されたような状態なので、高度な解析技術で、鍵穴を修復する必要があります。
もし、データ復旧サービスに依頼するのでしたら、事前にホームページなどで、暗号化されたデバイスからの復旧実績があるのかきちんと調べてから問い合わせた方が話がスムーズに進むと思います。
まずは、データ復旧サービスのホームページを一つづつ見て、暗号化されたデータの復旧実績を確認しましょう。
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私は、
PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。
データ復元できない時は？
データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
「データ復元が出来ない時は？」参照
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現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は？ 「データ復旧成功の鍵」参照