パソコンのHDDは個人情報がたくさん入っています。
例えば、プライベート写真やインターネットの閲覧履歴、FacebookやTwitterのアカウント、クレジット使用履歴などなど
これらの情報が漏えいしたらと考えるととても怖いですよね。
他人に売るときは勿論ですが、廃棄するときもHDDのデータを完全に削除して個人情報を守りましょう。
ですが、単にデータを削除しただけだったり、パソコンの初期化やクイックフォーマット等、適切でない方法でデータを削除しただけでは簡単に復元されてしまいます。
そこで完全にデータを削除するためには”完全フォーマット”を実行する必要があります。
1TBのHDDを完全消去するには2~3時間程度かかってしまいますが、データ復旧業者でも復元できない状態にすることが可能です。
Windowsでも完全フォーマットの機能はあるのですが、消去するドライブを間違えやすかったり、システムディスクはフォーマットできないなどの制約があるので専用のツールを使った方が安心です。
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「KURO-DACHI/CLONE+ERASE」を使ったデータの完全消去
今回、ワンタッチ操作の「KURO-DACHI/CLONE+ERASE」を使ってデータの完全消去法を紹介します。
このツールを使えば、HDDの全てのデータを0で書き込むため、データ復旧業者へ復旧依頼しても復元不可能な状態にすることができます。
(HDDをビット単位で解析し、残留磁気を解析すれば復元できることもあるようですが、莫大なコストがかかるので事実上不可能です。)
KURO-DACHI/CLONE+ERASEはデータ抹消以外に、パソコンを使わずにHDDを丸ごとコピーする機能が付いています。
さらに、PCとUSB接続すれば外付けHDDとして利用できる1台3役の便利なツールなのです。
まず、PCからデータを抹消するHDDを取り出します。
HDDの取り出し方法は、「起動しないPCからHDDを取り出す方法」で詳しく紹介しているので参考にしてください。
取り出したHDDを「KURO-DACHI/CLONE+ERASE」に接続します
HDDのラベルが正面に向くようHDDスロットに挿入します。
HDD1、HDD2どちらに接続しても問題ありません。
また、2台接続すれば両方のHDDを一度に消去可能です。
データを消去するにはクリップのような先の細いもので背面の「Erase」ボタンを4秒以上押し続けます。
正面のLEDライトが赤色で点滅し、下のように左右に流れれば削除が始まっています。
削除が進むにつれ、左側のLEDから点滅から点灯状態になっていき、全て点灯状態になれば完了です。
作業完了までの時間はHDD容量によって変わりますが、1TBのデータの場合、2時間程度かかります。
以上がKURO-DACHI/CLONE+ERASEを使ったデータ抹消方法になります。
HDDを接続してボタンを押すだけなのでとても簡単。
是非、パソコンのデータを削除する際はお役立てください。
玄人志向 HDDスタンド PCレスでクローン/HDD内データ完全消去機能付 KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3
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バックアップのススメ
パソコンやスマホのデータは意外と簡単に消えてしまうので、可能な限りバックアップを取ることが重要です。
バックアップさえとっていれば、衝撃や水濡れなどで重篤なシステム障害になってしまっても簡単にデータを取り戻すことができます。
私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。
データ復元できない時は?
データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
「データ復元が出来ない時は?」参照
悪徳データ復旧業者に注意
現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照