デジタルカメラの記録の為、新たにSDカードを購入してカメラに取り付けたところ、
「異常なカードです」
「カードが異常です」
というメッセージが液晶ディスプレイに表示されてしまい、カードが認識しい状態になってしまった時の解決方法について紹介します。
原因
SDカードが認識しない原因として、規格の違いやフォーマット、初期不良などが考えられます。
まずは一つ一つチェックし、原因を特定していきましょう。
SDカードの規格違い
SDカードは外観は全く同じでも複数の規格があり、デジカメの機種によっては使えるSDカードと、使えないSDカードが存在しているのです。
SDカードの規格は、
- SDカード 最大容量2GB
- SDHCカード 最大容量32GB
- SDXCカード 最大容量 2TB
の3種類の規格があり、カメラが対応していないと使うことができません。
↓この写真は左が 「SDカード」 右が 「SDHCカード」 です。全く形状が同じですね。
困ったことに形状が同じなので、規格に合わないSDカードでもカメラに挿入出来てしまうのです。
規格に合わないSDカードをカメラに取り付けると、上記のように「カードが異常です」というメッセージが表示され、使うことができないわけです
対応しているSDカードを確認するには、取り扱い説明書の記載を見るしかありません。
カメラの取り扱い説明書には記録媒体として下記のような表記がされているはずです。
記録媒体 | SDメモリーカード |
↑この表記の場合、SDメモリーカードと書かれているので、SDHCカードとSDXCカードは使うことはできません。
記録媒体 | SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード |
↑このような記載があれば、全てのSDカードを利用することができます。
カードが異常ですというメッセージが表示されたら、まずはSDカードの規格と、カメラの仕様をチェックしてみてください。
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SDカードのフォーマットエラー
店頭で販売されているSDカードは通常フォーマット済みの製品で、すぐに使うことができるようになっています。
ですが、正常にフォーマットされている保証はありませんし、フォーマット形式がデジカメと合わないことも十分考えられます。
この様な場合は、カメラから「カードの初期化」でフォーマットすれば直ることがあります。
また、カメラのフォーマットが選択できないようなら、パソコンにSDカードを接続し、パソコン上からフォーマットしてみましょう。
この様なSDカードリーダーにセットし、パソコンへUSB接続します。
パソコンのコンピュータを開くと、リムーバブル領域に先ほどセットしたSDカードが表示されるはずです。
もし、認識しない場合、カードリーダーの接触不良によるものなので、何度かカードやUSBを”抜き差し”して認識するか試してみましょう。また、パソコンを再起動すると認識する場合もあります。
認識したSDカードをマウスで右クリックし、表示されたメニューから、「フォーマット」をクリックします。
フォーマットオプションが開くので、ファイルシステムを「FAT32」または「FAT」形式にします。
クイックフォーマットにチェックを入れ、「開始」をクリックします。
以上でフォーマットが完了しました。
カメラで正常に認識するかチェックしてみましょう
SDカードが破損している場合
買ったばかりのSDカードも完ぺきではないので中には初期不良という可能性も十分考えられます。
この場合、上記のPCでもSDカードを認識することができないので目安になります。
まずはSDカードの販売店に初期不良の旨伝え、交換してもらいましょう。
もし、交換してもカメラが認識しない場合、可能性としてカードとカメラの相性が合わず、認識しないことが考えられます。
この場合はカメラメーカーに動作しない旨伝え対応してもらいましょう。
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