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悪徳業者にご用心!信頼できるデータ復旧業者の探し方


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パソコンやサーバー、メモリーカードのデータがささいなトラブル・故障などが原因でデータが消えてしまうことがあります。
大抵のデータ消失はバックアップで回避することができますが、バックアップしたつもりのHDDやDVDメディアがいつの間にかダメになっていた!なんてことも少なくはないでしょう。

「仕方がないか」と諦めがつけばよいのですが、


「絶対にこのデータが必要だ!」、「何が何でもこのデータを救い出したい!」というデータなら一刻も早く、しかも確実にデータ復旧したいところ。

しかし、焦って復旧業者を選んではいけません!!

技術力のない復旧業者が作業を行うと、データが復元できないばかりか技術力のある企業でも手のほどこしようがない状態にされてしまうことがあるからです
特に、重大な物理障害では、復旧作業が一発勝負になることも・・・。
「安い業者で失敗したら高額だが技術力のある業者へ依頼しよう」などと、最初から乗り換えるつもりでデータ復旧業者を選ばない方がよいでしょう。

また、データ復旧業者の、いわゆる”悪徳業者”による被害にも気をつけましょう

具体的には
・初期検査に出したHDDに大きな傷を付けられ返却された
・その傷について問い合わせると”しらをきる”
・「時間がたつほど復旧率が下がる」などと、不安をあおる言い方で契約を迫る
・本来、分解の必要がないHDDも分解して検査しようとする
などなど・・・

とてもまともな企業がやることではありませんね。
ちなみに、この業者はデータ復旧業界の中でも問題となっていて、この業者が復旧失敗したデータは他の業者は基本的に依頼を断られてしまいます。

ですから、データ復旧成功のカギは良い復旧業者を探すことがなにより重要なのです。

では、一体どの業者を選べば確実にデータを復旧してもらえるのでしょうか?
「悪徳業者の見極め方」と、「技術力があり、信頼できる復旧業者の見極め方」についてご紹介いたします。

※このサイトでは、悪徳業者を名指しして紹介することはいたしません。
たとえ事実であっても、批判的な内容の記事を記載すると、営業妨害だとして法的手段で記事の削除要請をする業者がいるからです。
ですから、あえて企業名は伏せますが、悪徳業者を見抜く方法を公開するという形での情報提供を行っています。

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◆ 主な症状は ◆

  • ネットの検索順位は役に立たない!
  • 復旧率90%などといった表示を見つけたら要注意!
  • 信頼できる業者の見極め方
  • 技術力のある復旧業者の見極め方

ネットの検索順位は役に立たない!

9988596データ復旧」、「データ復旧業者」などのキーワードで業者検索すると何十、何百という業者がヒットするはずです。

基本的に検索結果は上位表示される業者の方が知名度もあり、大手の御者という傾向にあります。

ですが、広告費を使えば意図的に上位表示できるって知っていましたか?

しかも、有名なメディアに取材させて自社を取り上げてもらう、いわゆる”ステルスマーケティング”と呼ばれる手法を使う業者もいます。

私は「検索エンジンに上位表示されている」、「色々なメディアや広告で見かける」事について、全く信用していません。
逆に、「データ復旧」のように競争の激しいキーワードで上位表示されるということは、それだけ広告に莫大なコストをかけているということです。
また、この様な業者のWEBページはえてして出来がよいのも事実。
そりゃそうですよ。広告にコストをかけているという事は、WEBページの製作にもコストをかけて見栄え良く作っている訳ですから。

もっとも、大切なことは「その莫大なコストはだれが負担しているのでしょうか?」ということです。

広告費などは間接的に私たちユーザーの復旧料金の一部から支払われているのです。
しかも、こうした業者は広告費ばかり力をいれ、その費用を復旧代金に上乗せしているので、技術の割に復旧料金が割高ということがあります。
冗談抜きでぼったくられるので気を付けましょう。

必ずしも [検索上位表示] = [信頼できる・技術力がある] わけではないのです。

 

復旧率90%などといった表示を見つけたら要注意!

誰もが消えてしまったデータは全て取り戻したい。全てでなくとも、必要なデータだけは復旧してもらいたいと思うものです。
データ復旧業者のなかには、WEBページに復旧率90%などといった頼もしい復旧率を掲げている業者があります。

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実はこれには要注意!!

ぱっと見、高確率でデータを復元してもらえるという印象を受けますが、何に対しての復旧率なのか具体的には記載されていないのに気がついたでしょうか?

一般的には、「復旧率=復旧できた件数/調査依頼件数」と思いがちですが、どうやらそうではないらしいのです・・・。

私がHDDを壊してしまった時にお世話になった復旧業者に、この件について聞いた所、復旧率が90%というのはまずあり得ないとのことでした。
というのも、依頼されたデータのうち約3割ほどのデータは、上書きや完全フォーマット、物理障害によるデータの欠損(磁性体剥離の状態)があり、原理的にデータが復元できない状態なのだそうです。
ですから、それ以外のデータが全て復旧でき、全て納品したとしても復旧率は高くて7割ほどだといっていました。

また、復旧率について「納品件数/依頼件数」としっかり明記されたサイトもありましたが、この表記も実は怪しいのです。
ここに記載されている「依頼件数」とは、何のことを言っているのでしょうか?
依頼件数とは、見積もりを依頼した件数なのでしょうか?それとも正式契約を依頼した件数なのでしょうか?
どこにも書いていません。
これは、初期検査を依頼した件数ではなく、正式に復旧依頼した件数と置き換える方が色々と話のつじつまがあります。

例えば・・・10件の依頼があったとする、そのうち3件は初期検査の段階でデータ復元の見込みがないと分かり、復旧依頼をしなかった。
残りの7件は復旧見込みがあるということで正式に復旧依頼を受けて復旧作業を行った。
そして、そのうち1件は目的のデータが復元できずキャンセルし、6件のデータを納品したということなら、
納品件数6件÷依頼件数7件=85.7%という高い復旧確率になるという数字のトリック。

分母の定義は残念ながら憶測ですが、いずれにせよ具体的に依頼件数の定義が記載されていない以上、意味のない数字だとご理解いただけたのではないでしょうか。

いくら自社のアピールをしたいからと言って、このような印象操作をするような業者は信用するに値するのでしょうか?
あなたは大切なデータを預けようと思いますか?
ちなみに、日本データ復旧協会でも、その点の問題について触れているので参考までに
http://www.draj.jp/category/term/

信頼できる業者の見極め方

業者のWEBサイトをよくチェックし、復旧率などといった表記を見つけたらそっとページを閉じましょう。
復旧業者は何十社とあるのです。
わざわざ危険性のある業者を選ばなくてもよいでしょう。

では逆にどのような業者なら信頼できるのか?
インターネットのWEBページからその企業の信頼度を見極めることは難しいのですが、一つの方法として、「日本データ復旧協会」の加盟企業から選んでみるとよいかもしれません。

日本データ復旧協会とは、データ復旧業界の健全化を目的とした団体で、入会会則には、下記のように明記されていています。
間違っても「復旧率」のような怪しい言葉で勧誘する悪徳業者は加盟することはできないので安心です。

1. HPにて正しい情報提供を行い、事実に反する事柄を掲載していないこと
2. 顧客に対し常に誠意を持って接し、虚偽による勧誘を行わないこと
3. 顧客に対し復旧の最終意思を確認する場合、その時点で可能な顧客の求める情を提示していること。
但し、事前に開示情報を制限し、顧客と合意している場合はこの限りではない。
4. 会員相互の技術レベルの向上を目指し、出来うる限りの技術情報を提供すること
5. 会員相互を尊敬し、正常な競争環境の保持に努める意思があること
出典:日本データ復旧協会会則

技術力がある業者の見極め方

大切なデータの復旧を託すのですから、技術力のレベルは高いに越したことはありません。

とはいうものの、各社の技術力を客観的に比較して判断することはほぼ不可能に近いでしょう。
家電のスペックのように技術力を数値化することができませんし、技術力のある業者ほど技術を隠したがる傾向にあるからです。

客観的なデータが無いのですから、あとは過去の実績や業績から技術力を推測する他ありません。
そこで注目したデータ復旧会社があります。
(本来は社名を公表したいところですが、コンテンツの公平性を保つためあえて伏せさせていただきます。)

この会社は日本で最初に誕生したデータ復旧専門の企業で、創業以来
「弊社が『不可能』と診断した案件に対し、他のリカバリー業者が1年以内にデータの復旧に成功した場合、お客様に¥50,000をお支払いいたします」
という技術保証サービスを実施しているようです。

これだけでも、自社の技術力の自信が感じられるサービスですが、
いろいろ話を伺った所、今までに一度の例外をのぞいて、5万円を支払ったことは無いと言います。

ちなみに、例外というのは、過去に復元できなかったデータを2年越しに別の業者に依頼したところ、技術進歩により復元できてしまったという話です。
当然、この企業でも技術進歩により、すでに復元できるようになっていたという落ちでした。
この辺の詳しい話は、「データ復元ができない時は」で紹介していますのでお暇なときにどうぞ。

ですから、データ復旧の技術力に関しては国内最高レベルの企業であるという事は疑いようがありません。
もちろん同社は日本データ復旧協会の会員でもあり、信頼できる復旧業者の一つです。

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