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HDD故障の種類


ハードディスクの復元HDDは繊細な構造をしているため、デリケートで衝撃を与えると故障してしまいます。
また、寿命も5~6年程度と言われており、データの信頼性を維持するためには定期的な交換が必要です。

ところが、ほとんどの方はパソコンを購入してから一度もHDDを交換しないことも珍しくありません。

長年使い続けたハードディスクは、モーターや、電子基盤、磁気ディスクにさまざまな影響が出始め、最終的には突然アクセス不能になってしまいます。

このように、ハードディスクの故障は、いろいろなケースがあり、どの部分が故障したかによって、復旧方法や対処法が変わってきます。

モーターの故障

ハードディスクは円盤の記録ディスクを高速で回転してデータアクセスしています。
その回転速度は毎分5000回転から10000回転。一秒間に100回以上回転していることになります。
さらに、高速回転するモーターは熱も発生するので、うまく熱を逃がせないとモーターや、軸受けに大きな負荷がかかり劣化も早まります。
長年使ったハードディスクは潤滑油も切れ、熱による”焼きつき”が発生することがあります。
焼きついたモーターは動かなくなってしまいます。

この場合、個人で修理することは出来ないので、データ復旧業者へ復旧依頼しましょう。
専門の業者なら、モーターを取り替えて、データを吸いだすことが出来るので、高確率で元通りになります。

コントロール基盤の故障

コントロール基盤とは、ディスクの回転速度や、磁気データを電気信号に変換するための制御回路のことです。
基盤自体は劣化によって故障することはめったにありませんが、モーターによる廃熱で故障してしまったり、埃がたまってショートしてしまうなど、色々な原因で故障することがあります。

基盤の故障は、同じ製造メーカーの同じ型番の基盤を交換して修理します。
作業自体はさほど専門性の必要はありませんが、個人で基盤を購入することが出来ません。

データ復旧業者はあらかじめこのようなトラブルに備え、色々なメーカーの基盤をストックしているのでデータ復旧は可能です。

磁気ディスクの故障

磁気ディスクはハードディスクの筐体の中にあるデジタルデータの記録場所です。
磁気ディスクという名の通り、デジタルデータは磁気によって記録されます。
この磁気ディスクは、長年使い続けていると、経年劣化により磁化し難くなったり、磁気を保持できなくなってしまいます。
これを不良セクタと呼んでいますが、データの読めない箇所がどんどん増えていきます。
不良セクタの量が少ない場合は、保持しているデータに与える影響は少ないのですが、多発すると、保存しているデータが壊れてしまいます。
データが破損した場合、軽度の破損ならデータ復元ソフトで修復することも出来ますが、重大なエラーになってしまうと、このような市販ソフトを用いても復旧が難しくなります。

もし、ソフトで復旧できない場合は、復旧業者へ依頼しましょう。
ただし、この場合データそのものが壊れてしまっているので、完全には戻らないこともあるので、大切なデータは事前のバックアップが必要不可欠です。

まとめ

ハードディスクの故障は、いずれの場合も、個人で修復できないことが多く、とても厄介な故障です。
HDDが動かなければ、OS(Windows)も動作しないので途方にくれてしまいます。
だからと言って、下手にパソコンを操作すると事態を悪化させかねません。

ハードディスクは私たちの思っている以上にデリケート。
磁気ディスクとデータアクセス用のヘッドの隙間はナノメートル単位しかありません。業者の修理も、ハードディスクを分解する際はクリーンルームで作業し、繊細な調整をしながら修理します。
このような繊細な部品を素人の私たちが直せるはずもありませんよね。

当サイトでは、さまざまな症状ごとに、自力で修復するための方法を紹介してしていますが、機器の故障が原因でデータ消失してしまった場合は、無理をしないでHDD復旧専門業者のような専門サービスを利用してください。

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私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。


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データ復元が出来ない時は?」参照

悪徳データ復旧業者に注意

現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照



2 Responses to HDD故障の種類

  1. 石原健二 on 2013年12月11日 at 19:40

    はじめまして。

    東芝のDVDレコーダの3.5インチHDD、320Gバイト相当品が故障したと思います。
    デスクトップパソコンの筐体の中にあります、IDEスロッツトに、IF基板を通じて、
    貴方様の、このサイトで、推奨されてますソフトで、故障箇所をさがすことができますか。

    モーター音が異常音を発生する場合は、モーターの故障ですから、モーターを交換すれば、
    よろしいですか? 秋葉原の中古パソコン店では、同種の型番のHDDが売られてますので、
    それと、交換すればと、しろうとながら、そう思いますが、いかがですか。

     なにか、助言を、頂けましたら、ありがたく、思います。
     以上です。

    • hiro on 2013年12月12日 at 16:29

      はじめまして管理人です。
      早速ですが、HDDの故障と判断なさっているようですが、どのような経緯で故障して、どんな症状があるのでしょうか?

      また、当サイトで紹介しているソフトでは故障個所を探すことはできません。
      データの救出ソフトの使い方を紹介しているだけですので・・・

      助言といたしましては、上記の質問事項が分からないと回答は難しいです。

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