何らかの事情があり、パソコンや外付けドライブから取り出したS-ATA規格のHDDをパソコンに接続したい場合があります。
S-ATA規格のHDDとは、接続端子がこのような形状をしているHDDのことです。
接続に必要なもの
1、S-ATAの空きスロットがあるパソコン
3、HDDのシリアル電源ケーブル
パソコンの電源ユニットからケーブルが伸びています。足りない場合は二股ケーブルで増設しましょう。
S-ATAの空きスロットを確認してみよう
まず、接続するパソコンにS-ATAの空きスロットがあるか確認してみましょう。
(ノートパソコンの場合、S-ATAの空きスロットはありません)
パソコンの電源を切り、念のためケーブルも抜いた方が安打と思います。
パソコンの裏面にある2つねじを取り外します。
パソコンのサイドパネルは、矢印の方向に引っ張ると外れます。
パネルを取り外すとパソコンの内部が見れるので、S-ATAコネクタを探します。
パソコンによってコネクタの位置は異なりますが、矢印の位置にコネクタがありました。
このパソコンは全部で8個のS-ATA端子があるので十分余裕がありました。
S-ATAケーブルでHDDを接続
まず、マザーボードのS-ATA端子にケーブルを挿入します。
HDDのコネクターは、逆向きに挿入できないようにL字型になっています。ケーブルを無理に挿入しようとすると破損するので気を付けましょう。
HDD側のS-ATAコネクタにケーブルを接続します。
パソコンの電源ユニットには複数のケーブルが出ています。この中からシリアル電源ケーブルを見つけます。
シリアル電源ケーブルをHDDに接続しましょう。
電源ケーブルも逆向きに挿入できないようになっています。無理に挿入しようとしてはいけません。
S-ATA端子に余裕があれば、このように複数のHDDも取り付けることができます。
この状態でパソコンの電源を入れることができますが、駆動中のHDDは衝撃に非常に弱いです。たとえ、何らかの応急処置だったとしても、パソコンケースのドライブベイに固定することをお勧めします。
また、HDDの駆動中は決して動かさないようにしましょう。
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