Winsows10にはシステムを復元して以前の状態に戻す機能が標準搭載されています。
システムの復元ポイントは、ソフトウェアをインストールしたり、Windowsのアップデート中など、システムに大きな変化があったとき、バックアップが自動的に作成されます。
もし、パソコンのシステムにトラブルが発生したら、【システムの復元】機能を使ってシステムが正常に動作していた以前の状態に戻すことでパソコンを復旧することができます。
※HDDやSSDの容量によって復元ポイントが自動的に削除されるので必ずしも適切な復元ポイントが作成されているとは限りません。
※システムの復元で以前の状態に戻してもユーザーのドキュメントやブラウザのブックマーク、個人で作成したファイルなどには影響がありませんし、ファイルを復旧することはありません。
つまり、システム以外の部分は変化がないということです。
ただし、念のため復元する前にバックアップを作成しておきましょう。
システムの復元機能を使う
Windowsのスタートボタンを右クリック、またはキーボードの「Windows」キー＋「X」を押してメニューを表示します。
メニューが表示されたら「システム」を選択しましょう。
「システム」ウィンドウが表示されます。
画面左にある「システムの保護」をクリックします。
「システムのプロパティ」が表示されます。
「システムの保護」タブを選択し、「システムの復元」をクリックしましょう。
もし、システムの復元がグレーアウトしている場合は「システムの復元」が有効になっていないか、復元ポイントが作成されていません。
「システムの復元」ウィンドウが表示されるので「次へ」をクリックします。
直近のシステムの復元ポイントが表示されます。
「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れると、全ての復元ポイントが表示されます。
任意の復元ポイントを選択し、右下にある「影響を受けるプログラムの検出」をクリックします。
復元することで何らかの影響を受けるプログラムを確認することができます。
システムの復元を実行することで削除されるドライバーなどが表示されます。
ドライバーなどは削除されても後からインストールすればよいので問題にはならないでしょう。
問題なければ「閉じる」をクリックします。
「システムの復元」ウィンドウに戻るので、そのまま「次へ」をクリックしましょう。
「復元ポイントの確認」ウィンドウに移動します。
最終確認をして、問題がなければ「完了」をクリックします。
確認ウィンドウが表示されます。
「はい」をクリックするとシステムの復元が実行されます。
一度実行したら止めることができないので、ノートパソコンの場合はアダプターを接続して途中で電池切れにならないようにしましょう。
システムの復元が終了すると、自動的にパソコンが再起動します。
再起動後に、「システムの復元は正常に完了しました・・・」というメッセージが表示されれば無事に復元されたことになります。
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