もし、起動しないパソコン以外に正常に起動するパソコンがあるなら、このデータ復旧方法が一番手っ取り早く、かつ確実な方法です。
パソコンはご友人やネットカフェのPCでもOKです。
PCからHDDを取り出す必要がありますが、作業手順に従って操作すれば簡単にデータを救出することが可能です。
準備~必要なものを揃える~
- HDDを別のPCに接続するための変換ケーブル
接続規格に合わせた変換ケーブルを用意します。
記事の中で変換ケーブルの選び方を説明しているので参考にしてください。
- +ドライバー
パソコンからHDDを取り出す時に使います。
こちらのドライバーは握力の弱い女性でも、力の入りやすい構造になっているのでお勧めです
- データ復旧ソフトは無料で利用できるフリーソフトを使います。
(データの復旧作業が必要な時だけ)
- 正常に起動するパソコン
ご友人やネットカフェのPCでもOKです。
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その他の方法
今回ノートパソコンを分解する作業がある為、抵抗を感じる方も少なくないでしょう。
そこで、HDDを取り出さなくてもデータの修復が出来る方法を紹介します。
- linuxをCDブートで起動してデータを取り出す方法
Windows(OS)が破損してしまって起動しないケースに有効です。
(パソコン本体が正常に起動し、HDDもデータ障害を引き起こしていない場合) - ファイナルデータの復旧ソフトをCDブートで起動して復元する方法
ファイナルデータは¥3,000円~¥6,000円程度の有料ソフトになりますが、
HDDがフォーマットやパーティションエラーになっているケースでも復旧ソフトをCDから起動して復元する事が可能です。
パソコンからHDDを取り出す
まず、動かないパソコンから、内蔵されているハードディスクを取り出します。
デスクトップパソコンと、ノートパソコンでは取り出す難易度が変わってきます。
デスクトップパソコンの場合、比較的簡単に取り出せますが、ノートパソコンの場合は複雑に配線されている事が考えられます。
自信が無ければほかの方法を試すか、データ復旧サービス会社に依頼したほうが無難でしょう。
デスクトップパソコンからHDDを取り出す方法
まず、パソコンの電源を完全に切り、安全の為、コンセントも抜いておきましょう。
パソコンケースを開きます。
ケースの側面パネルは、ケース後ろの2か所のネジで固定されています。
ドライバーを使う場合、一般的に1番ドライバーを使うとよいでしょう。
ケースの側面パネルは矢印の方向に引くと取り外すことができます。
側面パネルを取り外したら、HDDを取り外します。
写真の赤枠で囲った部分にHDDが搭載されています。
(PCによってHDDの搭載箇所が異なることもあります)
HDDはネジでケースに固定されていることがほとんど。
ドライバーを使って同じように取り出します。
衝撃に弱いので慎重にネジを外していきましょう。
HDDの「ATAケーブル」と「電源ケーブル」を引き抜きます。
衝撃を与えないよう、しっかりとHDDを抑えて引き抜いてください。
ノートパソコンからHDDを取り出す方法
ノートパソコンのHDDは背面パネルの内側に挿入されています。
ただし、ノートパソコンの機種によってはパソコンの分解が必要となる場合があります。
HDDをUSB変換ケーブルで別のPCに接続
HDDを取り出したらUSB変換ケーブルで正常に起動するパソコンと接続します。
HDDの接続規格は、「IDE」、「S-ATA」の2種類あります。
それぞれ規格に合わせて変換ケーブルを選びましょう。
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IDE接続
IDE接続はノートパソコンとデスクトップで形状が異なります。
一般的に、ノートパソコンの場合2.5インチIDE、
デスクトップの場合3.5インチIDE接続が採用されています
ちなみに、ノートパソコンに使われている2.5インチIDE接続のHDDはこの様な形状をしています。
IDE接続のHDDの場合、2.5インチ/3.5インチIDE両用対応のUSB変換ケーブルならどちらにも対応しているのでお勧めです。
S-ATA接続
S-ATA接続の形状はL字型になっているのが特徴です。
SATA接続のHDDの場合はSATA USB変換ケーブルを選ぶとよいでしょう。
USB変換ケーブルを選んだら、正常に動くPC(今回はノートパソコンを利用)にUSB接続します。
正常にHDDが認識すれば枚コンピュータに接続したHDDが表示されるはずです。
もし、HDDが認識しなかったり、アクセスできない場合、HDDが故障している可能性が考えられます。
この場合、データ復旧業者へ復旧依頼しましょう。
データを取り出す
正常に認識しているなら通常の外付けHDDと同じようにマイコンピュータからアクセスし、必要なデータをコピーします。
データの取り忘れを回避するため、ディスクに余裕があれば丸ごとコピーすることをおすすめします。
無事すべてのデータを救出できたら、HDDを元に戻しましょう。
後はパソコンをリカバリーソフトなどで初期化すれば元通り!
上記の方法で認識しないハードディスクはハードディスクそのものが故障している可能性があります。
これでうまくいかない場合は、専門のデータ復旧サービスを利用することになるので、自分でいじらずに復旧センターに問い合わせましょう。
寄付・開発支援について
コンテンツのデータ復旧を実証する機材は基本的に個人で調達して記事を書いております。
記事がお役に立ちましたら、ブログ運営をサポートしていただけると大変助かります。是非ともご協力いただけたら幸いでございます。
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P.S.
サポートしてくださった皆様、こちらからメッセージが送信できませんので、この場をお借りしてお礼いたします。
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ご支援、本当にありがとうございます。
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バックアップのススメ
パソコンやスマホのデータは意外と簡単に消えてしまうので、可能な限りバックアップを取ることが重要です。
バックアップさえとっていれば、衝撃や水濡れなどで重篤なシステム障害になってしまっても簡単にデータを取り戻すことができます。
私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。
データ復元できない時は?
データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
「データ復元が出来ない時は?」参照
悪徳データ復旧業者に注意
現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照
パソコンの電源が入らなくなり、修理に出せばデータは消える、データ復旧には何万も掛かる、データ復旧CDを入れても電源が入らないので、あきらめかけていました。このブログは初心者にも分かりやすく、お金もケーブル代と外付けHDD だけで、データが戻って来ました。本当にありがとうございました。