2017/10/09

SSD搭載マシン編【目的PC作製ガイド】

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SSDで自作するメリット

SSDはハードディスクと比べ、アクセス速度が速いのでパソコン全体のパフォーマンスの向上が期待出来るでしょう。
特にランダムアクセスが桁違いに早く、システムドライブで利用すると動作速度が劇的に向上します。
Intel SSD 320 Series(Postville-Refresh) 2.5inch MLC 9.5mm 120GB ResellerBOX SSDSA2CW120G3K5

M.2規格のSSDがおススメ

SSDにはS-ATA接続タイプとM.2接続タイプ、PCIe接続タイプの2種類あります。
中でもM.2接続タイプがおススメです。

M.2接続のサポートする通信速度は(PCIe 3.0×4バスを使った場合)最大4GB/sとS-ATA(600MB/s)の7倍の通信速度までサポートしています。

すでにSSDの性能は2000MB/s(2GB/s)を超えており、S-ATAの規格がボトルネックになってしまいます。

システムディスクの高速化はPC全体のパフォーマンス向上につながるため、M.2SSDの導入をおすすめします。

↓M.2規格のSSDはマザーボード上の専用スロットに直接取り付けるので、スロットが装備されているかチェックしましょう。

S-ATA接続の場合はRAID0

以前Core i7で組み立てたときはM.2規格がなく、S-ATA接続のSSDを利用していました。
当時はSSDの性能も今ほど高いわけではなく、読み込み300MB/s書き込み70MB/s程度。読み込み速度はそこそこ早いのですが、書き込み速度がネックです。

そこでRaid0(レイドゼロ)で運用しました。
Raid0とは2台以上のSSDをパソコンに接続し、並列書き込みすることでアクセス速度を向上させる技術です。
理論的には接続したSSDの台数分速度が向上するのですが、一台でもSSDが故障するとデータが復元できなくなります。そのため、定期的にシステムデータのバックアップを作成しています。

その他のメリット
駆動部品がないので無音であると言う事と、発熱量が低いという事も大きなメリットです。現在のSSDの中にはHDDと同等以上の発熱量があります。

音が全く出ないので静音性にも優れており、リビングPCやAV機器としてのパソコンの利用に最適です。
しかも、発熱用が少ないので、ケースファンの回転数も抑えられ、一石二鳥。パソコンの全体的な静音化につながります。

SSDでパソコンを自作するときのポイント

SSDの容量当たりの単価は年々下がってきていますが、依然としてハードディスクより価格が高いです。ですから大容量のデータ保存向きではありません。(単に写真や動画の保存には向かない事になります。)SSDを記憶デバイスにする際はデータ領域として使うのではなく、システム用として使う事をお勧めします

逆にデータ領域にSSDを使っても、容量当たりの単価も高くアクセス速度の向上も体感し難くいというデメリットばかりが目立ち、コストパフォーマンスが低くおすすめできません。

パソコンのシステム用にSSDを採用する場合、データ用とシステム用で記憶装置を分けましょう。
SSDは高価なので出来るだけ容量を抑え、大きなファイルの保存は安価なHDDにした方がリーズナブルです。
また、この様にシステムとデータを分ける事は、データの保守性も向上し、単に一台のHDDにシステムとデータを保存しているよりトラブルに強い環境が構築できます。

また、M.2規格のSSDを導入するにはマザーボードにM.2スロットが装備されている必要があります。
現在発売されているマザーボードにはほとんどの機種で装備されていますが、念のため確かめましょう。

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