2017/10/13

マザーボードはどこが違う?価格と性能

スポンサーリンク

マザーボードの性能差は主に使用しているチップセットの差といっていいでしょう。

しかし、実際にお店などに行ってマザーボードを選ぼうとすると、その種類の多さに驚くと思います。
しかも、同じメーカーで同じチップセットを使っているにも関わらず1万円以上の価格差が生じていることもあります。
この価格差はどこから来ているのでしょうか?

ここでは、メージャーなマザーボードメーカーであるASUSを例に、製品を見ていくことにします。
Intel H55チップセットを採用し、ソケット形状がLGA1156の製品は、”P7H55 D-M EVO” ”P7H55 D-M PRO” ”P7H55 M” ”P7H55 M PRO” ”P7H55 M/USB3.0” ”P7H55 V” と言った具合に数多くのバージョンがあります。

価格は、上位モデルのP7H55 D-M EVOが13000円前後、一方下位モデルのP7H55 Mは7000円前後となり、おおよそ2倍の価格差が生じています。


P7H55 D-M EVO
発売時の実売13000円前後


P7H55 M
発売時の実売7000円前後

インターフェイスや、オンボード機能の違い

まず、スペックの違いを探すとP7H55 D-M EVOはDVI-D出力、SATA3.0、USB3.0を装備しているのに対し、H55 Mはこれらのインターフェイスは搭載していません。

P7H55 D-M EVOのインターフェイス

P7H55 Mのインターフェイス

また、メモリの動作クロックにも若干の違いがあり、P7H55 D-M EVOの最大動作クロックは2200(OC)、H55 Mは2133(OC)とスペックダウンしています。

安定回路の違い

CPU周りの回路を見ると、上位機種は黒い四角形の部品が多く取り付けられています。これはCPU用の電源回路で、この部品の性能が高ければ高いほど、また多く装備されるほど安定した多くの電源供給ができるというわけです。
さらに、ヒートシンクにも違いがあり、これによって安定した動作が期待できます。

P7H55 D-M EVOの回路

P7H55 Mの回路

このように、同じチップセットを使ったマザーボードでも、細かく見るといろいろと違っていることが分かります。
これはASUSに限らずどのメーカーにも当てはまる事なので、マザーボードを購入する際に是非参考にしてみてください。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで自作工房をフォローしよう!

関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です