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「以前のバージョンの復元」機能で上書きしたファイルを復旧


間違って大切なフォルダやデータを消去してしまったり、上書きしてしまった時はデータ復旧ソフトを用いるのが一般的です。
しかし、ファイルを上書きしてしまった場合は復元ソフトでは対応できない事があります。
このような時は、WindowsVistaのUltimate/Business/Enterprise又は、Windows7には削除したり、上書きしてしまったファイルを復元する「シャドーコピー」と呼ばれる機能を利用すると良いでしょう。
この機能は、パソコンが自動でバックアップを作り、トラブルがあった場合は、そのバックアップされたデータから復元すると言うわけです。
この機能を使えば、削除したり上書き保存してしまったデータを高確率で復元する事が出来ます

シャドーコピーのやり方
データを消去してしまった場合、そのデータを収納していたフォルダを右クリックして、「以前のバージョンの復元」を選択します。

ファイルを上書き保存してしまった場合、そのファイルを右クリックして、同じように「以前のバージョンの復元」を選択します。

以前のバージョンの復元

プロパティが表示され、自動でバックアップされた日付毎の復元ポイントを確認する事が出来ます。
復元する日付を選び、「コピー」又は「復元」をクリックします。

注意したいのが、「復元」を選ぶと、現在のバージョンに古いデータが上書きされてしまいます。復元ポイント以降のデータがすべて消えてしまうのでお勧めしません
「コピー」を選択して、元の場所とは違う場所を指定して復元しましょう。
バックアップの復元

このように、ドラッグ&コピーする事も出来ます。
ドラッグコピー
最後に、コピーしたファイルの中身を確認して、きちんと復元できているならデータ復旧は完了です。

また、この機能は自動でバックアップを作成しているため、期待通りの復元ポイントが無い場合があります。さらに、WindowsXPや、Vistaの一部のバージョンには搭載されていません。
ですが、フリーのデータ復旧ソフトや、お金はかかりますが、専門の復旧サービスなら、より確率が高い復旧が期待出来るので、「以前のバージョンの復元」が使えない時はこうしたサービスを利用しましょう。

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