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SSD・メモリーカードはデータの保存に不向き


SSDやUSBメモリ・メモリーカードなどのフラッシュメモリは、HDD(ハードディスク)と比べ、耐衝撃性のうに優れているので、データの保存に最適と思われがちです。

しかし!

SSDをはじめとするフラッシュメモリは、基本的にデータ保持時間が有限で、長くても10年程度で情報が失われてしまいます。
※もっとも、これは比較的製造プロセスが大きいSLCの場合で、30nm世代のMLCでは1年程度しかデータ保持を期待できないとされています。
参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/Flash_SSD

もともとSSDなどのフラッシュメモリは、データを”電子の量”として保存していて、この電子の”多い”、”少ない”という”量”をデジタルデータの0や1として処理しています。

ところが、時間が経過すると電子が徐々に抜け出してしまい、結果的にデータが消失してしまうわけです。

一方、HDDはディスクの一部を磁化(磁石の様にする)することによって0と1を区別し、原理的には半永久的にデータを保持できる仕組みになっています。
当然、強力な磁場をかけるとデータが消失してしまいますが、HDDの筐体が時期を遮断するシールドの働きをするため、、磁石をHDDに近づけた程度ではデータに影響はありません。

HDDは衝撃に弱く、駆動部分の経年劣化で寿命が5~6年と言われていますが、安静に保持していればいつまで経ってもデータが失われることは無く、データの保存には最適なデバイスと言えるでしょう。

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