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データ消失したら、データアクセスするべからず


パソコンデータは消去しただけでならデータがまだパソコン内部に存在しているのでデータ復旧することが可能。
速やかにパソコンの電源を切りデータ保守をすることが大切です!
もし、このサイトをデータ障害があるパソコンで閲覧している場合はすぐにパソコンの電源を切り、別のパソコンや、携帯から情報を収集しましょう
(インターネットをただ閲覧するだけでも、ページを『キャッシュ』という形で上書きしています)

一度消去したデータに新たなデータが上書きされてしまうと基本的に復旧不可能。
書き込まれる前に修復するのが、データ復旧の鉄則です。
その他に、データ復旧の確率を大きく左右する重要なポイントがいくつかあるので紹介します。

  1. データを消失してからWindowsのシステムの復元を行なってはいけないシステムの復元はあくまで、『システム』を元に戻すだけ。『データ』は現状維持されるので全く無意味
    それどころか余計なデータが大量に上書きされるので、本来復旧出来るはずのデータまで元に戻らなくなる可能性が大変高くなります。
  2. データを取り戻そうと、デフラグや、システムのチェックを行わないデータが消失する原因は色々ありますが、どんな場合でもデフラグとシステムのチェックはNG。データ復旧には百害あって一利なし。特にデフラグは一番やってはいけない事。ディスクの使用量にもよりますが、高確率で復旧不能になります。
  3. 中途半端に調べて色々試してしまう事消失したデータは、ドライブにアクセスする度に復旧確率が下がっていくと、頭に入れておきましょう。インターネットを検索すれば、一つの事例でも何通りもの復旧手順があります。一つの方法を試してうまくいかない場合は別の方法を試してみたくなります。2,3回試して駄目なら専門の業者に依頼した方が賢明です。
  4. 復旧データを復旧元のドライブに保存してはいけない。復旧データを同じ復元もとのドライブに保存すると、復旧しながら上書きされてしまう為、本来復旧できるはずのデータが復旧不可能になってしまいます。絶対に同じドライブに保存してはいけません。もし、同じドライブに保存してしまった場合市販の復旧ソフトでは復旧不可能です。しかし、専門のデータ復旧業者なら復旧できるかもしれません。

このように、下手にパソコンの知識があると、デフラグや、システムの復元をしてしまい、事態を悪化させてしまいます。

データ復旧作業は、初めの処置がとても大切なので”しっかり”と知識を身につけてからでも遅くありません。
写真など、取り返しのつかないデータは無理はせずに復旧業者へ連絡した方がいいと思います。

特に、物理障害は専門の道具がないと修理できません。素人が下手に手を出しても事態を悪化させるだけなので、物理障害の見極めがとても大切です。

では、物理障害と、その反対の論理障害の見極め方を説明します。

物理障害の見極め方

  1. ハードディスクから異音がする
  2. パソコンが焦げくさい
  3. パソコンを落としたり、衝撃を与えてから調子が悪い
  4. パソコンを水の中に落としてしまった。
  5. 最近パソコンの調子が悪いと思っていたら、ある日起動しなくなった
  6. 停電が起きてからパソコンが動かなくなった

このような症状は物理障害が濃厚です。パソコンを水の中に落としたり、濡れてしまった場合は、電源を入れずにメーカーに問い合わせれば100%無傷です。

しかし、電源を入れてしまったり、動作中やノートパソコンのバッテリーをすぐに取り外さないと、ショートして壊れてしまうので注意が必要です。

論理障害の見極め方

  1. ごみ箱を空にしてしまった
  2. ドライブをフォーマットしてしまった
  3. パーティションを削除してしまった
  4. リカバリソフトでパソコンを初期化してしまった
  5. エクセルやワードを上書き保存してしまった。

このような場合は論理障害と言って、データ復旧ソフトなどを利用すれば復旧させる事が可能です。

いずれの場合も見極めが大切です。フリーのデータ復旧ソフトで復旧出来るなら無料ですが、業者に依頼すると、数万円から場合によっては数十万円もかかってしまいます。

パソコンデータは時としてお金には変えられない価値を持ちます。適切な判断のもとデータ復旧作業を行いましょう。

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コンテンツのデータ復旧を実証する機材は基本的に個人で調達して記事を書いております。
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バックアップのススメ

パソコンやスマホのデータは意外と簡単に消えてしまうので、可能な限りバックアップを取ることが重要です。 バックアップさえとっていれば、衝撃や水濡れなどで重篤なシステム障害になってしまっても簡単にデータを取り戻すことができます。
私は、PCデータバックアップソフトを使い、データは2か所に保管するようにしています。さらに、定期的に手動でバックアップを取っていますから、データ障害が起きてもデータそのものが消えてしまうことはありません。


データ復元できない時は?

データが復元できなかった場合、闇雲に操作するとデータ復旧確率が下がってしまいます。
必ず成功するとは限りませんが、今できる最善の方法について紹介しますので、是非参考にしてください。
データ復元が出来ない時は?」参照

悪徳データ復旧業者に注意

現在、一部のデータ復旧業者による利益を重視した営業活動が問題となっております。
こうした業者は積極的にメディアに露出する(広告費をかけている)為、一見して信頼できる業者に見えますが、
単純にぼったくり価格を提示するだけでなく、返品されたHDDに傷が付いていたというブログ記事も発見しました。
業界内でも嫌われており、この業者が復旧作業を行ったデバイスは復旧拒否する企業も少なくありません。
データ復元が出来ない時は? 「データ復旧成功の鍵」参照



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