BTOとはBuilt To Orderの頭文字をとった略称で、受注生産方式で発売しているパソコンのことを言います。
注文を受けてから製品を生産するので自由なカスタマイズが出来、メーカー側にとって在庫を抱える心配が無いことから、価格を抑えるメリットがあります。
もともとパソコンはCPUやマザーボードと言った”ユニット”を組み合わせて作るため、大手電機メーカーでなくても開発・製造が可能。
DELLやNECのような大手パソコンメーカーの他、ドスパラ、九十九電機といったパーツショップからも数多く発売されているので安価にオーダーメイドパソコンを手に入れることが出来るようになっています。
■市販のパソコンとの違いは?
BTOと市販のパソコンの一番の違いは、自由にパソコンの仕様変更(カスタマイズ)が出来るという点です。
発売されているBTOパソコンのほとんどは、CPUが選べたり、映像を出力するグラフィックボードを高性能なものに変更し、パソコンの使用目的に合わせてオーダーすることが出来ます。
BTOパソコン・自作パソコン・メーカー製パソコンの比較
- 市販パソコン
サポートが充実していて保障内容が手厚いことが特徴。
半面、大衆向けに作られているので、ゲームやグラフィックデザインなど専門性の高いパソコンは発売されていません。
基本的にスペックを変更することが出来ないので既製品の中から使用目的に合うものを選びます - 自作パソコン
CPUやマザーボードなど、パソコンを構成するユニットを自分で調達し、組み合わせて作ります。
自由にパーツを選ぶことは出来ますが、正常に動作する保障はありません。何か問題が起きたら自分で解決する能力と知識が必要です。 - BTOパソコン
BTOメーカーによる製品なので当然初期不良に対応しています。ですが、初歩的なパソコン操作に関する問い合わせには対応していないので、パソコンをある程度使える方が対象です。
製品スペックは、自作パソコンほど自由に選べませんが、安定して動作するパーツから好きなものを選べる利点があります。
このように自作パソコンのようにカスタマイズでき、なおかつメーカー保障も受けられる”良い所取り”のパソコンがBTOの特徴です。
自由にカスタマイズできる反面、難しい用語が多くどれを選んでよいのか分かり難い印象を受けますが、実際にBTOパソコンのサイトを見ると、何種類かベースとなるモデルがすでに用意されています。
このベースモデルはゲーム向け、低価格向けなどカテゴリ毎に分けられているので、特にパーツを選ばなくても目的のカテゴリからパソコンをぶだけで十分目的にあったパソコンが手に入るのでご安心ください!
とはいえ、パーツの役割を理解し、最適なものをチョイスすれば、それだけ満足のいく一台を手に入れることが出来ますが・・・
BTOパソコンを購入するときは、まずゲーム向けやノートパソコンなどのカテゴリから、ベースモデルを選択します。
ドスパラはゲーム向けのパソコンに力を入れていて、ゲームタイトルから最適なモデルを選べるようになっています。
ベースモデルを選んだら、「見積もり」や「仕様変更」と言ったボタンがあります。
ボタンを押すと、CPU・OS・光学ドライブの種類などの項目にプルダウンメニューがあり、その中から選択できるようになっています。
実際にはモデルやBTOメーカーごとに選べる項目も違います。中には全ての項目が選べるモデルもあり、そうしたパソコンは、自作PCを作るような感覚でパソコンを構成することが出来ます。
仕様変更をする時には予備知識が必要ですが、パソコンのカタログスペックが読めれば十分。
もし、分からない事があれば、BTOパソコンの各部品の名称や役割、カスタマイズのアドバイスを解説しているので参考にしてください。
また、当然性能の高いパーツを選択するとベースモデルより値段が高くなります。逆に、モニタやキーボードなど、今お使いの物を使えば、モニタなどを購入しなくて良いわけですから、価格も安くさせることが出来ます。
こうした点もBTOパソコンの魅力です。
パソコンについてより詳しく知りたい方は自作パソコン大図鑑がお勧め。一通り読めば自分でパーツを購入し、組み立てられるようになりますよ!Sponsored Link