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マザーボードはCPUやメモリなどパソコンを構成するパーツを接続し、互いのアクセスや機能の橋渡しを担っている部品です。
マザーボードは、そのパソコンで”何が出来るか”が決まってしまうほど重要なパーツで、
- チップセット
- インターフェイス
により、性能がほぼ決まります。
チップセットはマザーボードの基本性能を左右し、インターフェイスはマザーボードに取り付けられるデバイスの種類と数が決まります。
BTOパソコンの場合、マザーボードメーカーや製品名は記載されていない事が多いのですが、チップセットやインターフェイスの情報は公開されているので、マザーボードの性能を確認する事が出来ます。
グラフィック機能がオンボードされているマザーボードを使えば、グラフィックカードを購入する必要がなくなるので、安価にパソコンを注文する事が出来ます。
(過度なグラフィック性能を期待する事は出来ませんが、グラフィカルなゲームをしないなら十分です)
また、周辺機器の相性不具合も軽減されるので、安定したシステムになります。
チップセットによる違い
チップセットにより、システムやアプリケーションの応答性、内蔵GPUなどオンボード性能、オーバークロック、RAIDへの対応などが決まります。
下の例では、Z68がすべての項目を満たす最上製品となっています。
他の製品は、オンボードグラフィック性能や、オーバークロックの有無によって差別化されています。
機能が充実するほど、製品としての付加価値や、部品点数も多くなるので効果になり、機能が制限されるほど安価になります。
Intelの最新チップセット
対応ソケット | チップセット | オーバークロック | 内蔵GPU | RAID |
LGA 1155 | Z68 | ○ | ○ | ○ |
〃 | P67 | ○ | × | ○ |
〃 | H67 | × | ○ | ○ |
〃 | H61 | × | ○ | × |
インターフェイスによる違い
インターフェイスとは、簡単に言うと接続コネクタの事です。
具体的には、メモリを取り付けるスロットの数や、HDDやモニタを取り付けるコネクタなどもインターフェイスの一つです。
インターフェイスによって、マザーボードの拡張性能が決まりますが、裏を返せば拡張しないのなら必要のない項目です。
もし、購入後にメモリの増設を考えていたり、新しいビデオカードを取り付ける場合には、マザーボードのインターフェイスの種類と空きスロットは確認すべきです。
確認の必要があるインターフェイスの項目は、
- PCI-Expressスロットの規格と種類
- メモリスロットの規格と種類
- S-ATAの数
PCI-Expressは、x2、x4、x8、x16、x32など、転送速度によって規格が違います。
ちなみに、ビデオカードに使われるのはPCI-Express x16です。
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