CPUクーラーの購入とレビュー
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CPUクーラー(CNPS 10X)購入
CPUクーラー(CNPS 10X)購入
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新しくCore i7でパソコンを組んだのですが、リテールクーラーの音とケースファンの音が結構耳に付くので、パソコンの静音化をして見ようとCPUクーラーを購入する事にしました。
CPUクーラーにはトップフロー型とサイドフロー型の2種類あります。
サイドフロー型のCPUクーラーはトップフローより冷却効率が高く、ケースにも余裕がある為、今回はトップフロー型に決定。
(CPUクーラーの形状と機能参照)
サイドフロー型のクーラーならどれを選んでも性能差はあまりないので3000円位のモデルにしようと近所のPCショップに足を運んだのですが、いかんせん田舎のPCショップなので品ぞろえが悪いorz。
一番安かったCNPS 10Xと言う製品を買う事にしました。
詳細レポート
LGA1156/1366/775及び、AMDソケットのAM3/ZM2+/AM2/754/939/940にほとんどのCPUソケットに対応しています。 勿論CPUグリスも同封されているので、別に購入する必要はありません。 CPUクーラーを買ったのは5年ぶりなのでワクワクします。 |
同封品の一覧です。クーラー本体とファン、それに説明書などです。
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早速クーラーを取り付けてみることに。
最初はリテールクーラーをはずします。リテールクーラーを良く見ると、矢印が書かれています。矢印の方向に回し、引っ張るとロックが外れ、リテールクーラーが取れます。
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クーラーを取り外しました。下の写真のように、CPUグリスが残っています。
今回はリテールクーラーを取り付けてから時間がたっていないのでティッシュで拭きとるだけで綺麗になりました。
年月がたったグリスは固化するのでアルコールで拭きとる必要があります。
(CPUグリスの取り方参照)
CNPS 10Xはねじで固定します。下の写真は、ねじ固定用のアタッチメントを取りつけたものです。
アタッチメントを替えることで様々なソケットに対応しているのです。
銅で出来ているので、手で触ると錆びてしまいます。極力触らないようにしましょう。
こちらは、マザーボードの反対側に取りつけるバックパネルです。
リテールクーラーはピンで取りつけているので、押し込むだけで大丈夫ですが、オプションのクーラーは大型の物が多く、バックパネル式のタイプが一般的です。
マザーボードの裏側にこの部品を取り付けなければならないため、ケースからマザーボードを取り出す必要があり、少々面倒です。
幸いケースの裏側にメンテナンス用の穴が開いていたので、取り付けは楽でした。
CPUに新たにグリスを塗ります。本当はヘラでグリスを伸ばします。これは駄目な見本です。
(グリスの塗り方参照)
後は説明書に従って取りつければ完了です。取り付けに夢中になって写真を取るのを忘れてました。
冷却性能・静音性は??
まず温度測定です。室温が25℃でアイドル時と負荷をかけた時値をマザーボードに付属のAI SUITEで測定しました。
アイドルは無負荷状態で10分後の値、負荷をかける時は「hyper pi」を動作させて10分たった時の値です。
それぞれの結果はこちら
無負荷 | 負荷 | |
リテールクーラー | 38℃ | 80℃ |
CNPS 10X | 35℃ | 53℃ |
無負荷の時は同じような温度でしたが、負荷をかけた時に差が出ました。
しかも、下の写真を見てもらうと分かりますが、CPUファンの回転数が大きく違います。
どちらも、マザーボード側の設定はMAXにしていますが、CNPS 10Xのファンはより低速回転に設計されているからです。
ファンの音も回転数が低くなった事で静かになります。
負荷をかけた時はリテールクーラーと比べ17℃も差があるので、さらに回転数を落としても全く問題なさそうです。
意外だったのがシステムの温度。
リテールクーラーはトップフローなので、空気の流れがマザーボードを冷却するのに有利なはずですが、CNPS 10Xの方が低いという結果に。
たぶんCNPS 10Xのファンをケースのエアフローに沿って取りつけたので、空気の循環が良くなったからだと思います。
リテールクーラーよりも冷えて、ファンの回転数も低いので、一石二鳥。
ファンの音がうるさく感じる方や、PCの熱が気になる方、オーバークロックを考えている方にはピッタリです。
↓
CNPS 10XのMax値
↓リテールファンのMAX値
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