CPUクーラーの形状と機能について
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CPUクーラーの形状と機能
Intel製のリテールクーラーは現在円形をしています。Pentium時代は四角形のクーラーでした。
どちらもクーラー上部にファンが取り付けられていて、常時空気を循環させて冷却しています。この様にクーラー上部にファンが取り付けられている物をトップフローと呼んでいます。
オプションパーツとして販売されているクーラーは、横にファンが取り付けられているモデルがあります。こちらはサイドフローと呼ばれていて、主に大型のCPUクーラーに採用されている形式です。
空冷式のCPUクーラーは、大きく分けてトップフロー型とサイドフロー型の2種類で、その形状が冷却性能に大きく影響しています。
それぞれの長所と短所をまとめました。
サイドフロー型 |
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トップフロー型 |
冷却効率は理論上の話ではなく、実際の測定値に差がでています。雑誌のクーラーの性能比較などを見ると、トップフロー型はサイドフローと比べて5℃〜15℃程度、温度が高いという結果でした。中にはリテールクーラーとほとんど差が無い製品も存在しました。
逆にサイドフロー型の製品はどれも安定して高い冷却性能を示しており、リテールクーラーと比べ、20℃近い冷却性能を示しています。
製品の違いによる温度差も6℃程度で、言い換えれば1万円のクーラーも3千円のクーラーもそれほど変わらないという結果です。
しかし、サイドフローはトップフローのようにマザーボードを冷却する効果は見込めません。マザーボードの中には、トップフローを前提にした冷却設計になっている製品もあるので注意が必要です。P5B Deluxeがまさにそれです。
こうしたマザーボードはトップフローのクーラーを使うか、ケースの中に空気が滞留しないようなエアフローを考慮する必要があります。
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