2017/07/06 2017/08/13

どっちが安い?自作パソコンvs.メーカーPC

スポンサーリンク

自作パソコンとメーカー製パソコンの価格の違いについて調べてみました。

メーカー製のパソコンはオリジナルケースや、マザーボードの種類が公開されていないという理由で単純には比較できません。
今回、分からない部分に関しては、似たような機能、デザインのモノで置き換えて算出しました。

まず格安パソコンでシュミレーションしてみました。対象としたパソコンは格安パソコンのBTOとして有名なmouse computerの製品にしました。

Lm-AS410Eはmouse computerの製品の中でも一番安いパソコンになります。動けばOKというパソコン構成です。

パーツ mouse computer
Lm-AS410E
自作
九十九価格
OS Windows 7 Home Premium 32-bit Windows 7 Home Premium DSP版

12,800(税込)

CPU AMD Athlon II X2 プロセッサ 220(2.8GHz / 2コア) AMD Athlon II X2 プロセッサ 250(3.0GHz / 2コア)
5,280(税込)
M/B AMD 880Gチップセット搭載マザーボード 880GM-LE 
5,670(税込)
メモリ 2GB DDR3 2GB DDR3(D3U1333Q-2G)
2,180(税込)
HDD 500GB SerialATAII 7200rpm 500GB(WD5000AAKS-R)
3,330(税込)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ GH22NS50BL
2,180(税込)
ビデオカード ATI Radeon HD 4250 ATI Radeon HD 4250(オンボード)
サウンドボード
スピーカー SCY-2IN1-WH 
キーボード、マウスセット
1,480(税込)
キーボード 109日本語キーボード
マウス USB オリジナル オプティカルマウス
モニタ
電源 300W 電源 520W 電源
ケース LUV MACHINES Slim KT-6802-PS52 (電源付き)
4,980(税込)
合計金額 40,950(手数料+税+送料込) 37,900(税込)

CPUだけはどうしても同じものが見つからなかったため、ワンランク上のCPUで置き換えています。

九十九は5000円以上は送料無料になるので送料は含んでいません。

結果は、自作した方が約3000円安く作る事が出来ましたが、マウスコンピュータのLm-AS410Eは、送料や手数料込の値段です。
本体価格は37,800円なので、ほぼ自作パーツの原価と変わらない事が分かりました。

しかも、自作パソコンにはパーツ個々の保障はあっても、PC自体に保証が無いため大きなマイナスポイントとなってしまいます。
では次に比較的性能の高いBTOパソコンを例にとって価格を比較してみたいと思います。

比較に用いたPCは、BTOパソコン販売の老舗Dellを選びました。

Alienware Area-51 ALX の最上位モデルを選びました。Alienware Area-51 ALXは、Dell製のパソコンの中でも最高クラスの性能で、デザインも洗練されたPCです。CPUの処理能力だけでなく、グラフィック性能、サウンド性能にも特化しています。今回選んだモデルは値段も40万以上します。

パーツ DELL
Alienware Area-51 ALX
自作
九十九価格
OS Windows 7 Home Premium Windows 7 Home Premium DSP版

12,800(税込)

CPU Intel
Core i7-980X
Core i7 980X (ドスパラ価格)
88,980(税込)
M/B RAMPAGEⅢFORMULA 
33,327(税込)
メモリ 6GB (2GBx3) トリプルチャネル
DDR3-1600 SDRAMメモリ
CMX6GX3M3A2000C9 (2GBx3)
14,780(税込)
HDD 256GB SATA SSD RealSSD C300 CTFDDAC256MAG-1G1 
46,980(税込)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ BRD-SH12B 
15,697(税込)
ビデオカード CrossFireX ATI Radeon HD 5870 1GB (DVIx2/HDMI/DP) H587FN1GD ×2(CrossFireX)
28,830×2(税込)
サウンドボード
スピーカー
キーボード
マウス
モニタ
ケース スペース・ブラック – アルミニウムALX水冷シャーシ Z-MACHINE GT1000 Titanium 
48,868(税込)ECO-Advancend Liquid Cooling 
(水冷キット)
6,980(税込)
電源 1200W SST-ST1200-G
29,800(税込)
合計金額 449,980(税込) 313,590(税込)

どうでしょうか?パーツ構成が微妙に異なるため、正確な比較にはなりませんが、自作することによって約13万円近くも安くなりました。
格安パソコンでは価格差がほとんどありませんでしたが、これなら十分安いといえる値段です。高性能なパソコンほど、自作した方が有利になる傾向にあります。

ただし、BTOには御覧のように主要パーツの製品名が分かりません。特にビデオカードは同じチップを使っていても、製品ごとに値段のばらつきが大きい部品です。さらにSSDは製品によってそのスペックが大きく異なる為、製品名が書かれていない事は大きなマイナス要因と言えます。

今回はハイスペックマシンと言う事で製品名が分からないパーツは”上の中”位の製品で構成したので、DELLマシンにかなり近い性能だと思います。
確かに、自作パソコンはサポートがありません。しかし、拡張すると、サポートが無効になってしまうBTOパソコンと違い、自由に構成を変えることができる自作パソコンは、メーカー製に無い拡張性があります。

しかも、OSや、モニタ、その他入出力機器は使い回しが出来るので、それを考慮すると自作パソコンの方がずっと安く組上げられます。

ここまで、価格比較に焦点を置いて話を進めてきましたが、自作PCの本当の魅力は価格ではありません
これから自作しようと考えている方は現行のメーカー製パソコンに何らかの不満を持っているからだと思います。それは、単にハードのスペックに満足できなかったり、デザインが気に入らなかったり、プリインストールされているOSの中に入っている大量の広告だったりします。
何より、自分で作ったパソコンですから愛着が沸いてきます。これは作ってみないと分かりません。最初は大変だと思いますが、これをきっかけに自作パソコンに挑戦してみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで自作工房をフォローしよう!

関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です