自作の基本「絶対にしてはいけない事!」
スポンサーリンクパソコン自作をするときに、気を付けるべき事柄や、やってはいけないことを紹介していきます。
目次
回路・端子・半導体部品に触れる
パソコンは静電気に弱いことはご存知の通りです。人体に帯電した静電気が回路部分に伝わってショートする危険性があります。PCパーツの回路、特に端子がむき出しになっている部分には気を付けましょう。
帯電防止手袋は静電気対策に効果がありますし、(冷却フィンなど、鋭利な部品による)怪我の防止にも効果もあります。
パソコンの電源を入れたままでのパーツの換装
パソコンパーツはとても電気に弱いためPCに通電中の換装は絶対にやってはいけません。
パーツ交換をする場合、まずPCの主電源を切ってからコンセントを抜き、コンデンサなどから放電するため、パソコンの電源ボタンを2、3回空押しして完全に電気を放出させてから作業しましょう。
↓作業前に電源コンセントを抜く
↓作業前に電源ボタンを空押しする
PC起動中にパソコンケースを開ける
これは何が良くないかと言うと、パソコンの起動中はHDDが動いているため、ケースや本体に衝撃を与えないためです。HDDの磁気ヘッドとディスクの隙間はわずか、10万分の3ミリしかありません(ちなみに、タバコの煙の粒が1万分の6ほどです)。ケースを開けるとき、勢いあまって強い衝撃を与えると確実にHDDが傷つきます。
パソコンケースを閉めずに常時使用
パソコンケースを開けたままで使用していると外部からのホコリやチリが入りやすくなります。ホコリが基板上に付着すると帯電し、最悪ショートしてパーツの破損にもつながります。
また、適切なエアフローが保てなくなり、冷却効率がかえって低下する場合もあります。
シリコングリスの付けすぎ
CPUとクーラーの間に塗るグリスですが、塗りすぎは良くありません。付けすぎると熱伝導が悪くなり、冷却効率に影響します。適切な量は、CPUとクーラーの接触面の凹凸が隠れるくらいがベストです。
必要外のHDDを接続してパーティション操作
自作パソコンに限った話ではないのですが、OSインストール時のパーティション操作は、必要の無いドライブはすべて外しましょう。
パーティション操作画面では、HDDの表示情報が限られ、誤操作が起こりやすくなります。特に、パーティションを開放し、新規パーティションを作製するとデータは完全に消えてしまうので、大切なデータがあるHDDは取り外してから操作しましょう。
インチネジ、ミリネジの混同
このネジは良く間違えるので注意しましょう。ネジを締め時、少しでも違和感を感じたら無理に締めずにインチネジかミリネジかを確かめることが大切です。無理に締めるとねじ山が馬鹿になり使えなくなってしまいます。
各種ケーブルの取り付けミス
「ミスしてはいけない」という当たり前のことなのですが、特にフロントパネル用のスイッチやPowerLEDの配線は間違えやすいです。。特にPowerLEDやアクセスランプにスイッチを接続するとショートするので、最悪のケースではマザーボードが壊れます。
また、フロントパネルのコネクタ周辺にはUSBやケースファンのコネクタも配置されている場合があり、物理的に接続できてしまうので、注意してください。
電源の接続端子はコネクタ形状が異なり、逆差しできないので間違いはないと思いますが、無理に挿入しようとするとコネクタが破損してしまいます。万一配線をミスすると、ショートしてパーツの破損や火事につながりますから、慎重に作業しましょう。
↓フロントケーブルの端子(PowerLEDや電源スイッチ)は間違いやすい。すぐ左にはケースファンコネクタがある。
ドライバーインストールの再起動の要求を無視
ドライバーのインストールや、Windowsアップデートで表示される「再起動しますか」のポップアップウインドウ。忙しいときや、ドライバーをいくつも入れる必要があるOSインストール時はついつい無視してしまいますが、そのつど再起動することをお勧めします。
再起動しないと、不具合が発生し、OSが起動しなくなるケースもあります。
↓回起動のメッセージが表示されたら画面の案内に従いましょう。
※これ以外にもまだまだ注意事項はあると思います。気がつき次第更新していきます。