2017/12/18

パソコンによる疲れ目対策

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パソコンで作業すると結構目が疲れますよね。
長時間作業すると目がゴロゴロ、ショボショボしたり、ひどいときには頭が痛くなることもあります。
とは言うものの。仕事などでパソコンを使わないといけない場合も少なくありません。

そこで、元メーカーの品質保証を担当した管理人ならではの「疲れ目対策」を紹介します。

ディスプレイの輝度を調整する

ディスプレイによる眼精疲労を軽減するにはディスプレイの明るさを落とすことが最も効果的。
特に部屋の光量よりもディスプレイの光が強すぎるとこの傾向が強くなります。

逆に、周辺光量が多い時(例えば家電量販店の照明など)は一定以上の輝度が無いと返って見づらくなり、眼精疲労を助長します。(モニターに照明の光が反射したり、モニターが暗すぎて見難い為)

WEBサイトには「ディスプレイの明るさを落としましょう」という情報を見かけますが、これは半分間違い。大切なのは周辺の輝度に合わせてディスプレイを調整することなのです。
(でも若干暗めの方が見やすいのは確かです。)

ディスプレイの明さを調整するにはPCモニターのメニューから、「輝度」いう項目を調整します。
適切な輝度は実際に目で見て、疲れず見やすい設定にすること。(実際に輝度を調整してみればすぐにわかります。)
↓I・O DATAディスプレイの輝度設定

ブルーレイをカットする

ブルーレイをカットするメガネが流行りましたが、眼精疲労には結構効果があります。
一方で科学的根拠が無いという情報もあるのですが、これは「体内時計が狂うか?」とか、「自律神経に影響があるか?」という話。

私の経験上、ディスプレイの見やすさ(眼精疲労の低減)に関してはブルーレイをカットした方が明らかに違いがありました。

ブルーレイをカットするには専用のメガネやディスプレイ用のフィルターがありますが、手っ取り早い方法はWindows10の夜間モードを「オン」にすること。
(Windows10以外のOSの場合はモニターの設定から青色を低下させることで同じ効果があります。)

夜間モードをオンにすると青色が低減され、黄色みのある色合いになりますがとても見やすい画面になります。(黄色みがかった色合いは使っているうちに慣れます。)

夜間モードの設定

デスクトップ上のなにもないところで”右クリック”
メニューが表示されるので「ディスプレイ設定」をクリックします。

設定画面が表示されるので、夜間モードを「オン」にします。
ちなみに、すぐ下にある「夜間モード設定」をクリックすると夜間モードの設定時間を調整できます。
この設定でオンにするを深夜4時、オフにするを深夜3時に設定することでほぼすべての時間帯で夜間モードを「オン」にすることができます。

画面を黒く設定変更する

一般的にWEBサイトやエクセルなどの事務ソフトは”白い背景”で”黒い文字”が多いですよね。
でも、ディスプレイで白く表現された部分というのは最も光が強い状態黒く表現された部分はディスプレイのバックライトを遮断しているので最も光が弱い状態

つまり、ディスプレイの白色は目の負担がとても大きく、できるだけ黒い背景にした方が良いわけです。特に最近のPCモニターは大型化しているので白い背景は目の負担も相当なもの。

画面の色を反転させてみよう

そこで画面の色を反転させ、黒い背景にしてみましょう。目の負担が軽減され、とても見やすいディスプレイ環境になるはず。
ただし、画面の色を反転させ、黒い背景に白い文字では効果は不十分!
文章を読むには、白い文字をを見続けることになるので、長時間作業すると意外と疲れるのです。

↓背景と文字の色を反転した比較画像

緑の文字が効果的

実はもっと効果的な設定があるのです。
それは黒い背景に文字を緑にすること。
じつは緑色は目の網膜に負担をかけない波長として知られており、目に優しい色なのです。

緑が目に優しい理由は、(これまた小難しいので超省略)簡単に説明しますと網膜に最も負担をかけないため、長時間見ていても疲れにくくて集中力を保てるんだそうですよ。
引用:信越病院BLOG(www.shin-etsu-hsp.jp/blog/index.php?itemid=146)より

 

実際に黒い背景で緑の文字にするととても見やすく、疲れ難い設定です。

Windowsの配色を変更してみよう

黒い背景と緑の文字が眼精疲労に効果があるので早速変更してみましょう。

デスクトップ上のなにもないところで”右クリック”
メニューが表示されるので「個人用設定」をクリックします。

設定画面が開くので「色」を選択

下の方に「ハイコントラスト設定」という項目があるのでクリック

ハイコントラストの設定画面になります。
「テーマの選択」から「ハイコントラスト #2」を選ぶと黒い背景と緑のテキストになります。
ちなみに「テキスト」、「ハイパーリンク」など、個々に色を変更することもできます。
最後に「適用」をクリックすれば設定が反映されます。

↓Windowsのフォルダやエクセルなど、このように色が変更されています。
最初は戸惑いますが、すぐに慣れると思います。

ブラウザの色設定

Windowsの設定ではWEBサイトの文字は変更できません。
これはサイト運営者によってカラー指定されているから。

でもブラウザの拡張機能を使うことで簡単に変更することができます。
ここではChromeを例に「Change Colors」というプラグインを使って色を変更することにします。

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Change Colors – Chrome ウェブストア

Change Colorsのダウンロードリンクに行き、「CHROMEに追加」ボタンをクリックします。

「Change ColorsがChromeに追加されました」というメッセージが表示されたら作業は完了

Change Colorsの使い方

Change Colorsを追加したらブラウザの右側にアイコンが表示されるはずです。
このアイコンをクリックすると下の画像のようにメニューが表示されます。

各メニューの意味は下の通り

  • Apply override on this page 現在見ているWEBページに適用
  • Apply override on this domain WEBページのドメイン単位で適用
  • Apply override on all pages 全てのサイトに適用

ボタンをクリックすると瞬時に設定が反映されます。
(変わらないときは「F5」キーでリロードすると設定が反映されます)
↓初期状態では黒い背景に白い文字です。

白い文字なので緑に変えてみましょう。
Chenge Colorsのアイコンを”右クリック”します。
メニューが表示されるので、「オプション」をクリックしましょう。

設定画面が表示されます。
ここで「Text Color」の右にある項目をクリックするとカラーパレットが表示されます。
ここから緑色を指定するだけで即座に設定が反映されます。

WEBサイトを確認すると文字が緑になっています。
いかがでしょうか?設定も簡単で、とても見やすくなりましたね。

眼精疲労に効果的な目薬

一時期、慢性的な眼精疲労になっていたので色々な目薬を試したことがあるので目薬に関しては結構知識があります。

目薬に限らず、薬局市販の医薬品には「第一種医薬品」、「第二種医薬品」、「第三種医薬品」の3種類あります。
基本的に一種>二種>三種の順に高い効果と副作用があるとされています。

特に一種は薬剤師しか販売できず、消費者は実際に手にとって買い物カゴに入れることができません。
二種は中程度の効果と一定のリスクがある医薬品です。
三種は副作用のリスクが低い医薬品(安全性が高い)

ここからは私の経験ですが、眼精疲労やドライアイに効果的な目薬は三種のものでした。
二種の目薬は眼精疲労に効果があるビタミンやタウリンが豊富に入っているものが多いのですが、目の充血を抑える成分や防腐剤の入っている商品がとても多いのです。

目の充血を抑える成分は確かに充血には効果があるのでしょうが、血管収縮剤の影響で返って血流を阻害し、十分な栄養を取り込めず、老廃物も排出できなくなります。

その副作用として、薬の効果が切れた時に余計充血してしまう現象が起こり、根本的な原因解決にはなりません。

防腐剤の影響はよくわかりませんが、二種の目薬は使えば使うほど症状が悪化する傾向がありました

眼精疲労には「ビタ40」がおすすめ

一つ1000円以上する商品を含め、色々な目薬を試した結果、結局はロートビタ40に落ち着きました。
【第3類医薬品】ロートビタ40α 12mL

この商品は三種医薬品で防腐剤フリー。血管収縮剤の塩酸テトラヒドロゾリンとナファゾリン塩酸塩が入っていません。
使っていても副作用がほとんど無く、眼精疲労に効果的なビタミンなどが含まれているのでとても使い心地のよい目薬です。

ドライアイによる疲れ目はジクアスが効果的

眼精疲労が悪化し、一時期ドライアイになったことがありました。
ドライアイには人口涙液が市販品として出回っていますが、これはドライアイを緩和する目薬で根本的な治療薬ではありません。
とは言うものの、ドライアイによる角膜損傷には効果があったようで、目を開けるのが辛い状態まで進行したのですが(市販の点眼薬を頻繁に使用していたので)眼科医による検査の結果、角膜自体はとてもきれいな状態と言うことでした。

ドライアイの治療薬

ドライアイの症状緩和には、ロートビタ40やドライアイ用の人口涙液が効果的だったのですが、根本的な治療薬ではありません。

眼科を受診してジクアスという点眼薬を処方されたのですが、これがとても効果がありました。
↓処方してもらったジクアス

最初の2週間ほどは効果を実感できなかったのですが、一月も経つとドライアイの症状が改善していると実感できました。
その後2ヶ月使い続けた結果、ドライアイはほぼ完治しています(現在も点眼中)。

ジクアスは多めに処方してもらおう!

ジクアスの説明によると。長期間点眼することで効果を発揮するようです。最低一月は使い続ることが推奨されていました。ところが最初に処方されたジクアスは2本。実は1日に6回点眼するため、1週間ほどで一本使ってしましました。

二回目の診察の時、多めに処方するように要望したところ、一回の診察で最大で9本まで処方できるということ。
ジクアスは一つ一週間ほどで使ってしまうので、処方された場合は多めに要望した方が良いと思います。(勿論主治医の治療方針にもよりますよ。)

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