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intel 第2世代CPU [Sandy Bridge]
2011年1月9日に発売された新型CPU[Sandy Bridge]。第2世代Coreプロセッサーとして注目されていますが、いったいどこが変わったのでしょうか?
今回、旧CPUとの違いと、Sandy Bridgeの詳細を説明するので自作プランの参考になればと思います。
新型プロセッサーの変更点
第一世代との互換性はない!
第2世代のCoreプロセッサーは、新らしくLGA1155と呼ばれるパッケージを採用しています。従来のCoreシリーズのLGA1156とは見た目は似ていますが、CPUの切りかきの位置が若干違うため、物理的にも互換性はありあせん。
今までのCoreシリーズには、CPUの中にグラフィック機能を内蔵したモデルもありましたがミドルレンジのCore i5など一部の製品でした。
今回発売されたCoreシリーズは、全てのモデルにグラフィック機能が備わっています。
と言う事は、一つのプロセッサにCPUコア、メモリコントローラ、そしてグラフィックコアまで内蔵されている事になります。
昔、と言ってもPentium時代ですが、この頃の高性能とは「いかに処理速度を上げるか」を重視し、動作周波数だけで性能比較が出来たものです。今の高性能とは、「高機能化」、「高効率化」へと変化しました。
目的や用途別にCPUの機能が最適化されつつあり、一つの物差しでその性能を評価できなくなってしまいました。
上記で説明したとおり、CPUの中にグラフィック機能が内蔵されましたが、これは単なるオンボードグラフィックを提供するだけでなく、本当の実力は内蔵のグラフィックコアをエンコーダーとして利用できる点にあります。
「インテル クイック・シンク・ビデオ」と呼ばれる機能なのですが、マルチメディア処理では抜群の威力を発揮できる機能となっています。
例えば、動画エンコードの場合、約4割も処理時間の短縮が計測されています。
この様にマルチメディアに特化した事が新型CPUの特長とも言えそうです。
新型CPUの型番
新型CPUは「i7 2600K」などのように表記されています。プロセッサーナンバーが4ケタで表示されているので、これで第2世代のCPUと判断できます。
また末尾に「K」の有無があり、これはグラフィックコアの違いを表しています。
「K」が付いているモデルは、「インテル HDグラフィックス3000」が内蔵されているのに対し、無印のCPUは「インテル HDグラフィックス2000」が内蔵されています。両者の最大の違いは実行ユニット数が違う事で、当然「インテル HDグラフィックス3000」の方が性能が高くなりグラフィック描写性能に影響します。
その他にも、「K」モデルは、インテルの「P67 Express」チップセットと組み合わせることで、動作倍率を上げる事(オーバークロック)ができるようです。
価格差はCore i7 2600とCore i7 2600Kの場合3〜4千円程度。
主なラインナップ
CPUの種類 | i5 |
i7 |
|||
プロセッサーナンバー | 2400 |
2500 |
2500K |
2600 |
2600K |
動作クロック | 3.10GHz |
3.30GHz |
3.40GHz |
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製造プロセス | 35nm |
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対応ソケット | LGA1155 |
||||
コア数 | 4 |
||||
最大スレッド数 | 4 |
8 |
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2次キャッシュ | 各コア256KB |
||||
3次キャッシュ | 6MB |
8MB |
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インテルHDグラフィックス | 2000 |
3000 |
2000 |
3000 |
|
グラフィック動作クロック | 1100MHz |
1350MHz |
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対応メモリ | デュアルチャンネルDDR3 1333 |
||||
TDP | 95W |
全てのラインナップで32nmを採用しています。
今回のSandy Bridgeは極端なハイエンドモデルはなく、ミドルレンジクラスのラインナップとなっています。
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