IntelのCPU「Core2Duo」
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Core 2 Duo講座
Intelの新しいプロセッサ「Core 2 Duo」。発売と同時に売り切れが続き、現在でも売り上げランキングのトップになっています。
これから自作しようという方は一番気になるCPUだと思います。しかし、今までのCPUとどこが違い、どの位の性能なのかピンと来ない方もいるでしょう。
さらに、IntelのCPUは以前の周波数表示をやめ、代わりにプロッセッサナンバーでCPUを区別しています。このことでCPUの性能が分かりづらいと思っている方も多いと思います。
Core 2 Duoの種類
デスクトップ用
左の表が現在発売されているCore 2 Duo とその最上位モデルとなるCore 2 Extreme です。 |
プロセッサー |
キャッシュ |
動作周波数 |
フロントサイド・バス |
TDP |
E6700 |
4MB |
2.66GHz |
1066 MHz |
65W |
E6600 |
4MB |
2.40GHz |
1066 MHz |
65W |
E6400 |
2MB |
2.13GHz |
1066 MHz |
65W |
E6300 |
2MB |
1.86GHz |
1066 MHz |
65W |
モバイル用
プロセッサー
ナンバー |
キャッシュ |
動作
周波数 |
フロントサイド・
バス |
TDP |
T7600 |
4MB |
2.33GHz |
667 MHz |
34W |
T7400 |
4MB |
2.16GHz |
667 MHz |
34W |
T7200 |
4MB |
2.00GHz |
667 MHz |
34W |
T5600 |
2MB |
1.83GHz |
667 MHz |
34W |
T5500 |
2MB |
1.66GHz |
667 MHz |
34W |
Core 2 Extreme
プロセッサー |
キャッシュ |
動作 |
フロントサイド・ |
TDP |
X6800 |
4MB |
2.93GHz |
1066 MHz |
75W |
Core Duoシリーズ
従来のPentiumMプロセッサを進化させたモバイルCPU。
PentiumMと違い、デュアルコア化や内部設計の最適化により 更なる高速化に成功しました。消費電力や発熱は従来の PentiumMと同等(TDPは若干多い)でモバイル向けのパソコン市場では
すでに普及してきています。
またデスクトップ市場にも登場してきていて、低電力、低発熱という利点を利用して 静音性に優れたPCとして販売されています。ちなみにCore Duo(CoreSolo、CeleronM
4xxも)を搭載したデスクトップPC の事を「MoDT」(Mobile on Desktop)と呼ぶそうです。
Socket形状は従来のPentiumMファミリーが用いていた「Socket 479」なのですが、 ハード的に互換性はなく、BIOSのアップでも対応できないのでマザーボードも同時に購入することになります。(ゲタがあるようですが。)
補足ですが、Core Duo T2300とT2300Eの違いはVT(Virtualization Technology・・CPUによるハードウェアサポートでOSなどの同時実行を可能にする技術。)
の有無だそうです。(T2300Eが廉価版。)
Core Duoの「T」が「L」のものは熱設計電力(TDP)が低いコア(15W)となっており、Core Soloの「T」が「U」のものも同様に低電圧Ver(超低電圧版=9W)です。
Core 2 Duoの性質
Core 2 DuoはそれまでのPentium系のCPU(Pentium Mを除く)と比べ、遥かにTDP(消費電力)を押さえ、クロックあたりの性能も飛躍的に向上させています。PentiumD
960(3.60GHz)とCore 2 Duo E6700との比較では、40%の性能向上と40%の消費電力削減が実現したとCore 2 Duoの発表会で公表されました。
ソースURL: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0727/intel2.htm
どのモデルを買うべきか
PCの使用目的よって変わるので一概に言えませんが、予算があり、高性能PCが欲しいのであればCore 2 Extremeで決まりです。価格は125000〜135000が相場です。
一般的なデスクトップPCの場合はE6600、E6300がおすすめです。前者はパワーがあり、価格も手を出すことの出来るぎりぎりのラインだと思います(40000)。後者は価格が24000円前後で手に入れることが出来、オーバークロックによってさらに性能を上げることが出来るので、安価に高性能PCを作りたい方におすすめです。
ノートのベアボーンを作る方は断然Tシリーズです。フロントサイドバスがデスクトップ用と比べると低くなっていますが、実際に体感できるほどの性能差には繋がりません。ノートPCの場合、HDDが遅いために動作がもたつくように見えることが圧倒的に多いと思います。
TシリーズはEシリーズよりクロックあたりの単価が高くなってしまうため、実際に選ぶときはT7200、T5600当たりが価格と性能のバランスが取れている買い時の製品でしょう。
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