自作ケースのエアフローを考える

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自作ケース作製編 その6

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ダクトの作製

CPUクーラーからケース外に通じるダクトを通し、ケース内の暖められた空気を外に逃がす仕組みを作ります。

当初3mmのアクリルで作ろうと思っていましたが、正確に寸法を測定できませんでした。あまり硬い材料で作ってしまうと、微妙なズレを吸収しきれずにパーツがきちんと収まらなくなる可能性が考えられます。
下の画像の様に、”筒状”のダクトをCPUクーラーに覆いかぶれるように通し、天面のパネルを貫通させ、ケース外に空気を排出します。
CPUクーラーに覆いかぶれるようにする事で、排気効率の向上が見込めますが隙間を極力少なくする必要があります。
ダクト

そこで、0.5mmの薄いプラ板を使い、多少の寸法誤差があってもプラ板が変形する事で取り付けられるようにします。
200×300×0.5mmのGPETという材料です。薄ければどんな材料でも良いので適当に購入してきました。ダクト作製には下の材料を2枚使います。
プラ板
一応下の様に箱状に組み上げます。写真だと物凄く分かり難くなってしまいました。
負荷がかかる部品ではないので、セロハンテープで固定しています。取り付けて見て、うまく行くようならヒートボンドやエポキシ接着剤などで固定しようと思います。
完成したダクト
CPUクーラーのヒートパイプを通す切り込みも入れてあります。

ケース天面パーツの作製
アクリルをケースの寸法に合わせて切り取った後、ダクトを通す穴を切り抜きます。
穴の加工はミリ単位でヤスリがけして調節しました。また、パーツの4か所にボルト固定用の穴も空けておきます。
ケース天面部品
天面パーツの裏側には隙間を密閉するためのゴムパッキンを取りつけました。
パーツの黒い部分がゴムパッキンで、左側の灰色の部分は配線を密閉するためのスポンジになっています。

後ろから見るとこの様になっています↓。



マザーボードに各種ケーブルを配線し、天面パーツを取りつけるとこんな感じ。↓ケース側にもスポンジを張り付けています。
パソコンの配線の密閉
ケーブルの隙間を塞いだスポンジはこれ↓。厳密にはエアーが漏れるので柔らかいゴム製の物が良いのですが適当な部品が手に入りませんでした。地震以降、極力車には乗らないようにしているので遠くまで買い出しに行けない・・・。他人に募金するほどお金が余っているわけではないので貧乏人は極力資源を使わないようにする事が社会貢献だと思います。この記事書く時点で電力は使っていますが・・・。
(少なくとも馬鹿みたいに千羽鶴折ったり作業着きてコンビニ巡りする馬鹿より100倍マシだと思います。)
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SSDはベースボードの裏側に両面テープで固定。パソコンの動作確認した後でドライブの固定パーツを作製しようと思います。
自作パソコンケースのドライブ仮固定
自作ケースの上部パーツを取りつけるとこの様になります。なんだかケースらしくなってきました。御覧のようにダクト越しにクーラーが見えます。このままではあまりにお粗末なので可動式のハッチを取りつける予定です。ハッチはパソコンの電源ON・OFFに連動して動くようにする予定ですが、PICで回路も自作しなければならないのでかなりメンドイ。
家に秋月電子のH8/3664Fマイコンがあるのでこれを使う予定ですが、単にハッチの開閉だけに使うには勿体無いのでナイトライダー風のイルミネーションのコントロールもさせてみたいと思います。(あくまで予定)CPUのファン回転速度に応じてイルミネーションを変化させても面白いかも(あくまで予定)。
自作パソコンケース上部
パソコンスイッチは当分の間このまま使います。↓

取りあえずこれで自作パソコンケースの8割は完成しました。
今後の予定はケースにスイッチやUSBポートを取りつける事と、可動式のハッチの作製、それにドライブ固定用のパーツ作製です。
今のところ材料調達が難しいのでしばらくこの状態でパソコンを使う事になりそうです。


と言う訳で今日はここまで
次回に続く・・・

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